衛生用品

使い捨てマスクがないときは?代用品でマスクを自作しよう!

風邪を引いたとき、あるいは花粉症の季節に欠かせないのが、マスク。

代表的なのが使い捨てのマスクで、これがあると本当に重宝します。

というより、マスクは使い捨てのタイプしか使ったことがない、という人も多いのではないでしょうか。

それくらい、日本では使い捨てのマスクが日常的に見られます。

 

しかし、いざ出かけようと思ったら切らしてしまっていた、ということもありますよね。

マスクというものは、使う人は時期によっては毎日使うものですから、消費するのも早いです。

そして、買おうと思っても売り切れてしまって手に入らない、ということもあり得ます。

この記事では、そんなときに役に立つ代用品の考え方・素材の用意の仕方について、解説していきます。

マスクを手作りしよう

基本的な考え方はこうです。

「マスクは手作りすることができる。使い捨てマスクがないときは、自分で作ってしまおう!」

 

現代社会に生きている私達は、お店で売っている製品を見ると、どうしても「完成品を買うのが当たり前」というふうに考えてしまいます。

しかし、中には単純な仕組みのものもあり、それらは自分で一から作ることもできるのです。

マスクも同じ。言ってしまえば、口と鼻を覆うものを用意し、それを耳で引っ掛けるようにするだけで、マスクの代用品はできてしまうのです。

 

使い捨てマスクを買うのは確かに便利ですし、効果も抜群なのですが、それでなくてはいけない、ということはまったくありません。

オシャレをするために、あえて自分で作ったマスクをしていくのだって、全然アリなのではないでしょうか?

というわけで、以下ではマスクの部位ごとに、代用品として使うことができるものを解説していきます。

代用品マスク:耳にかけるゴムの部分

まずは、耳にかけるゴムの部分の代用品となるものを紹介していきましょう。

この部分はマスクの脇役ですが、ずっと手で口元を押さえているわけにはいかないので、とても大切なところです。

最悪の場合は大きめの輪ゴムでも何とかなるのですが、マスクは長時間付け続けるものなので、できるだけ耳が痛くならない、優しいものがいいですよね。

ここではそれを重視したものを選んでいます。

使用済の使い捨てマスクのゴム

まず簡単なのは、日頃から使い捨てマスクを捨てる前に、ゴムの部分を切り取って保管しておくことです。

使い捨てのものを保管するというと、不潔なイメージがあるかもしれませんが、耳にかけるゴムの部分が、たった一回の使用でそんなに汚れてしまうはずがありません。

なので、ここを手作りマスクの部品として使うことは、有効な手段の一つです。

使い捨てマスクは一箱の中に大量に入っているので、最初から切り取って保管することを考えておけば、なくなる前にたくさんのゴムを手に入れることができます。

ゴムは伸びてしまうので、何回か使うたびに取り替えるのがよいでしょう。

帽子用のゴム

幼稚園児にかぶせる用の帽子……と言えば、どなたもだいたい似たようなものを思い浮かべるのではないでしょうか。

そのような帽子には大抵、あごに引っかけるためのゴムが付いています。

このゴムを、手作りマスク用のゴムとして代用することができます。

すでに幼稚園を卒園したお子様が使っていた帽子があるなら、そのゴムを使ってもいいですし、ない場合には帽子を買うこともできます。

ゴムのためだけに帽子を買うのは、ちょっともったいない気もしますが、ゴムを切り取ったあとの帽子にも何か使いみちがある場合には、考えてみる価値のある方法なのではないかと思います。

ストッキング

ストッキングを小さく切って、それをゴムの代用品にするという手段もあります。

本来の使い方とはまったく違う使い方をすることになるわけですが、肌触りはとても良いので、長時間耳に引っかけていても耳が痛くなる心配はありません。

また、新しく買ってもたいした値段ではないですし、一つのストッキングから何組も作ることができるので、経済的でもあると言えるでしょう。

なんでもマスク

世の中には、数多くの便利商品があります。

その中に、マスクを手作りするときに便利な「なんでもマスク」というものがあります。

これは、ゴムの両端にクリップが付いており、口と鼻を覆ったものをそのクリップで留めることで、どんなものでもマスクに変身させてしまう、というもの。

代用品としてのマスクを作るときだけのために作られた、専用のアイテムです。

 

値段はそれなりにしますが(2枚入りで税抜800円)、安心の日本製で、使い勝手の良さは保証されています。

本格的にマスクを手作りしていきたいと思っている人にとっては、手に入れる価値のあるものなのではないでしょうか。

代用品マスク:口と鼻に当てる部分

マスク

続いて、マスクの主役の部分です。口と鼻に、どんなものを当てればよいのか?

平たくて柔らかいものなら何でもよい、というわけではありません。

湿度のある吐息で破れてしまったり、あまりに目が粗すぎてウイルスを防げなかったりするようでは、マスクとしては役に立ちません。

ここでは、そういったことをいろいろと考えたうえで、代用品として使えるものを紹介していきます。

手ぬぐい

いわゆる手ぬぐいは、代用品として使うことができます。

使い捨てマスクと比べると、さまざまな柄がありますので、その気になればあなた好みのおしゃれマスクを作ることもできますね。

 

あまり大きなものを、何重にも折って使うと、息をするのが難しくなってしまいますし、重くて使いづらいので、そこそこのサイズのものを使うのがよいでしょう。あるいは、適切な大きさに切るのもありですね。

はぎれ

はぎれとは、布の切れ端のことです。

あなたが裁縫をする人であれば、そういったもののストックが家にあるかもしれません。

それらを使って、いわゆる「布マスク」を自分で作ることができます。

ないという人も、はぎれは100均ショップなどで売られているので、簡単に手に入れることができます。

 

はぎれは手ぬぐいに輪をかけて柄が豊富なので、おとなしめのものから派手なものまで、自由に選ぶことができるのが良いところです。

何種類も作っておいて、その日の気分で使い分けるのもよいですね。

ハンカチ

普段ポケットやバッグに忍ばせてあるハンカチも、マスクの代用品として使うことができます。

ハンカチを口や鼻に当てる、と言って真っ先に思いつくのは、学校の避難訓練でしょうか。

あの光景を思い出してもわかる通り、ハンカチにはそういう使いみちもあるのです。

 

ハンカチはあまり厚いものではないので、一重では効果があるかどうか心配かもしれません。

お好みで、何重にするかを決めるのがよいでしょう。

ペーパークロス

ペーパークロス、というものをご存知でしょうか。

クラフト紙に、ポリエチレンをラミネート加工したものを、そのように呼びます。

紙と聞くと、水分や湿気に弱く、吐く息だけでボロボロになってしまうのではないか、と思われるかもしれません。

しかしペーパークロスは、ラミネート加工によって丈夫で水にも強くなっているので、これを代用品マスクの素材として使うことができるのです。

 

ペーパークロスは大きなサイズで売られていることが多いので、マスク用に少しだけ手に入れたい、というときには少し困るかもしれません。

逆に、すでに何かの用途で買ってあるという場合には、それを少し切り取って使えばよいだけですので、ほとんど何の痛手もなく用意することができてしまいます。

代用品マスク:インナーを用意する

ここまで紹介してきた代用品の素材ですが、市販の使い捨てマスクと比べて、一つ大きな欠点があります。

それは、いわゆる本物のマスクと比べると、ウイルスを通してしまいやすい、ということです。

どんなに見た目がちゃんとしていても、ここが甘ければ台無しですよね。

そこで対策として、マスクのインナーをきちんと用意する、ということが挙げられます。

これをすることで、手作りマスクの効果が本物のマスクに近くなり、安心して使うことができるようになります。

キッチンペーパー

まず手頃なインナーとして紹介するのは、キッチンペーパーです。

マスクの外側として使うには、少々頼りないキッチンペーパーですが、折りたたんで内側に入れておくと、ウイルスの侵入や拡散を防ぐのにかなり役に立ってくれます。

呼吸によって湿ってしまうのが気になる人は、キッチンペーパーを何枚も持ち歩き、時間で取り替えるのがよいでしょう。

ガーゼ

ガーゼもインナーとしては有効な素材です。

柔らかいので肌触りがよく、マスクの中でゴワゴワしないという点では、キッチンペーパーよりも使い勝手がよいかもしれません。

 

代用品マスクの効果は?

マスクの効果

ここまで、代用品マスクを手作りするのに使える素材を紹介してきました。

ですが、次のような疑問を持った人も多いのではないでしょうか。

「市販の使い捨てマスクと比べて、効果はどのくらい期待できるのだろう?」

これについては、いろいろな説があり、はっきりした答を紹介することができません。

ただ、二つほど大事な点があります。

一つは、使い捨てマスクを切らしてしまったからといってマスクなしで行動するよりは、この記事で紹介した手作りマスクをしていたほうが、ずっとマシであるということ。

そしてもう一つは、マスクというのは、自分がウイルスなどを吸い込まないためだけではなく、咳やくしゃみで自分が持っているウイルスをまき散らさないために重要だということです。

 

なので、手作りマスクを用意することには、きちんとした意味があります。

使い捨てマスクを切らしてしまってから慌てて作るよりも、そうなる前にあらかじめ余裕をもって作っておくことをオススメしたいですね。

そのほうが、気持ちに余裕ができ、安心して普段から使い捨てマスクを消費することができるのではないでしょうか。

代用品マスクの注意点

この記事で紹介した手作りマスクは、使い捨てではありません。一度作れば、複数回使うことができます。

それはとても便利なことなのですが、それゆえの罠、というものもあります。

ここでは、代用品としての手作りマスクの注意点について、解説しておきます。

こまめに洗う

言われるまでもないよ、と思われるかもしれませんが……手作りマスクを一度使ったら、必ず洗うようにしてください。

どんなに面倒くさくても、見た目には綺麗なままでも、毎回しっかり洗うことが大切です。

使用済のマスクは文字通り「汚染」されており、あらゆる細菌の巣みたいになっています。

それをそのまま使ってしまったら、それらを間近で吸い込むことになるわけです。

これは絶対に避けるようにしましょう。

適切に捨てる

何度も使うことができるのが手作りマスクの良いところですが、それにも限界があります。

具体的に「何回」と言うことはできませんが、ある程度使ったら、思い切って捨ててしまうことも大事になってきます。

 

せっかく手作りしたものを捨ててしまうのは惜しい、という気持ちは当然出てくると思うのですが、衛生のことを考えるのであれば、あまり使い続けるのは問題です。

それに、何度も洗っているうちに、かたちが崩れてくることもあります。

代用品としてのマスクを手作りするときには、最初から「いずれお別れするもの」という意識で作るのがよいでしょう。

 

まとめ

以上、使い捨てマスクがないときの代用品としてのマスクを手作りすることについて、解説しました。

 

日本の社会にはマスクが浸透しており、その消費もとても激しいです。

マスクはたくさん作られていますが、時と場合によっては手に入りにくいこともあります。

そんなときには、この記事で紹介したものを使って、自分で作ってみることに挑戦してみましょう。

うまく素材を選べば、とてもオシャレなマスクを作ることもできますので、ファッションの一つとして気を配ってみるのも、悪くないのではないかと思います。

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