セルクルの代用品は？買いに行かなくてもOK？

セルクルとは、ケーキやタルトなどの洋菓子を作るときに用いる、底のない型（あるいは枠）のことです。

セルクルの代用品を探している方はご存じの方も多いですよね。

でも、他の調理器具と比較すると、あまり知られていないかもしれないですね。

そのため、すでに持っているというご家庭はさほど多くなく、いざお菓子を作ってみたいというときに、用意がなくて断念してしまう、ということもしばしばあるでしょう。

また、一応持ってはいるものの、たまには違う大きさの型で作ってみたい、でもそのためだけに新しく買うのも……と躊躇されている方もおられるのではないかと思います。

そういった方々のために、セルクルの代用品として使えるものを9つ、ご紹介していきたいと思います。

セルクルの代用品のポイント

セルクルの代用品として使えるかどうかを判断するポイントは、主に二点です。

• 形を自由に変形させることができるかどうか、または最初からセルクルに似た形になっているかどうか。
• 一定の丈夫さがあるかどうかです。

この二つのうちどちらかが欠けていると、セルクルの代用品としては適していません。

たとえばサランラップなどは、形の自由は利くので第一の条件は満たしていますが、柔らかいため第二の条件に引っかかります。

なので、他の代用品の補助としては使えますが、単体で代用品とすることにはあまり向いていないと言えます。

セルクルの代用品1：牛乳パック

牛乳パックは、セルクルの代用品として使うには非常に適しています。

ハサミなどで切ったあと、好きな形にしてホッチキスなどでとめるだけ。

液体が染み込まないよう内側がビニール加工されている上、冷やして作るものにも、オーブンで焼いて作るものにも使うことができるので、汎用性という意味でもバッチリです。

そのまま使ってもいいですし、アルミホイルなどを使って内側の形を自由に整形してもいいでしょう。

セルクルの代用品2：ペットボトル

ペットボトルも、セルクルの代用品として使うことができます。

大きめのペットボトルを好きな深さで切ることで、冷やして作るお菓子などの型として、それなりに見栄えの良いものになってくれます。

蓋もドーナツの穴を空ける用途にちょうど良い大きさなので、役に立つこともあるでしょう。

その場合は、耐熱性のある他の代用品を試してみることにしましょう。

セルクルの代用品3：プリンなどの空き容器

市販のプリンやゼリーなどの空き容器も、セルクルの代用品として使うことができます。

もともと冷やして固める系のお菓子のために存在しているものなので、その用途で使うにはまさにぴったりです。

可愛らしい形のものもあるので、上手に選べばとても楽しく使うことができるでしょう。

開封したときに穴などを空けてしまっていないかどうかは必ず確かめましょう。

穴が空いていると、液体を入れたときにこぼれてしまいますので、その場合はセロハンテープなどで穴を塞いで使うようにしましょう。

セルクルの代用品4：ケーキの型

セルクルに比べると、ケーキの型のほうが、一般家庭における所持率が高いのではないかと思われます。

このケーキの型も、セルクルの代用品として使うことができます。

素材的にも、ほぼセルクルと同様なので、特に気をつける点もなく、そのまま代用することができるという意味で、便利ですね。
ケーキを焼くのに使うものなわけですから、当然ながらオーブンで焼く用途にも使うことができ、かなり万能であると言えます。

セルクルの代用品5：食器

形や材質によっては、食器もセルクルの代用品として使うことができます。

例えばグラタン皿なら、型として適した形状をしている上に、耐熱性もあるのでオーブンで焼く用途にも使えます。

あるいは、コップ類を型抜きとして使うこともできますよね。

食器は身近に必ずあるものなので、これらを代用品として用いる視点を持っておくと、いろいろと幅が出て便利なのではないかと思われます。

セルクルの代用品6：アルミホイル

牛乳パックの項で、補助的に用いる方法として挙げたアルミホイルですが、単体でもセルクルの代用品として使うことができます。

使い方は簡単で、好きな形を作って、中に材料を入れるだけ。オーブンで焼いて作るものにも、冷やして作るものにも対応できますので、非常に柔軟な代用品であると言えます。

一つ注意しなければならないのは、電子レンジで熱することができないということです。

電子レンジにアルミホイルを入れて加熱すると、火花が出て、最悪の場合は火災に繋がることもあり得ますので、絶対にその用途では使わないようにしましょう。

セルクルの代用品7：クリアファイル

クリアファイルも、セルクルの代用品として使うことができます。

好きな形に切って、セロハンテープやホッチキスなどでとめ、中に材料を入れるだけですね。

ただし、熱するたぐいの用途には向いていません。オーブンで焼くのには使えませんし、電子レンジも控えておいたほうが無難です。

ゼリーなどの冷やして作るものに使うか、あるいは型抜きとしてのみ使うようにしましょう。

セルクルの代用品8：画用紙・厚紙

画用紙や厚紙も、セルクルの代用品として使うことができます。

紙は意外と耐熱性があり、オーブンで焼く用途にも使うことができる場合もあるので、代用品としての幅はかなり広いと言うことができます。

耐熱性があるかどかはよく確認してくださいね。間違えると危険です。

ただし、そのままでは水分に非常に弱いので、材料を入れる前に、サランラップやオーブンペーパーなどを巻いておくのが良いでしょう。

ただし、型抜きとして使うには、硬さの点で少々心もとないところがあります。

セルクルの代用品9：セロファン

簡易的なものとなりますが、セロファンをセルクルの代用品として使うこともできます。

適度な大きさに丸めてテープでとめ、材料を流し込む、というやり方は、牛乳パックなどの他の代用品と同じ。

オーブンなどの熱する用途には使えないので、ゼリーやムースといった、冷やして作るものに限定されますが、逆に言えばそういった用途であれば問題なく使用することができます。

まとめ

以上、セルクルの代用品として使うことのできるものを9つ、ご紹介しました。

セルクルは特に高価なものというわけではなく、100均ショップなどでも様々な形や大きさのものを手に入れることができます。

でも、急に何かを作ってみたくなったときに、わざわざそれを買いに出かけるところから始めるのは億劫ですし、結局そのせいで作るのをやめてしまう、という場合もあり得ますよね。

そんなときは、ご紹介した方法を試してみてください。

意外としっかりしたものを作ることができるので、おすすめですよ。

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