ヨガとからだ

坐骨神経痛の改善にはヨガがお勧め

ヨガは、体の筋肉に静かな負荷を与えることで健康へと導く効果を期待されていますが、美しいボディラインを求めて始める人や、心身ともにリラックスするために始める人など、ヨガから期待される効果も様々な分、始める人の理由も多種多様です。

ヨガスクールの数も増加の一途をたどっていますが、ヨガにはリラックス効果や、シェイプアップ効果だけでなく、実は坐骨神経痛で悩んでいる方にもお勧めだと言われていることをご存じですか?

早速、ヨガと坐骨神経痛との関係性についてご説明していきます。

実は私も軽い坐骨神経痛の持ち主。改善をしたいのもヨガを始めた理由の1つです。

坐骨神経痛の原因

坐骨神経痛とは、腰から太ももを通って足先に伸び、膝のあたりまでを範囲とする坐骨神経が圧迫されたり刺激されたりすることで、痛みやしびれを引き起こす症状のことを言います。

同じ姿勢を長時間続けていたり、腰に過度に負担のかかる運動をしたり、肥満や、腰回りの筋力の衰えなどの理由でなると言われている腰椎椎間板ヘルニアなどが原因とされています。

もちろん個人差はあり、これらの行動を続けていても何も問題のない人もいますが、場合によってはひどくなると歩行さえ困難になることもあります。

ヨガが坐骨神経痛にもたらす効果

坐骨神経痛は、腰やお尻から足にかけてや足のふくらはぎの外側にしびれが起きたりと、じわじわと広範囲に渡ることが多く、なかなか原因がわからず厄介でうっとうしい存在です。

その状態が長期間になると、体の痛みだけでなく、精神的にもダメージを抱えてしまう人も少なくありません。この点においても、ヨガは救世主となってくれることが大いに期待されているのです。
まず、ヨガ特有の呼吸法により、心身ともにリラックスできるよう働きかけます。呼吸をコントロールすることで、心の乱れを整えてくれることから、イライラを鎮める効果があります。

そして、ヨガには様々なポーズがあり、その人の痛みや体の柔軟性に合わせて無理のない程度でできるというのも非常に大きなポイントになります。

すでにかなりの痛みに悩まされている人にとっては、「痛いのは嫌だ」や「痛くて続けられなさそう」というのが正直なところだと思いますが、単純明快なポーズで、なおかつ痛みを伴わないものであれば、続けてみようかなという気持ちになるはずです。

ヨガによって、こわばった筋肉がほぐれ血行が良くなると、神経に栄養や酸素が行き渡り、痛み物質や疲労物質の排出が促されます。

逆に言えば、血行が悪いとこれらの物質が溜まりやすくなり、坐骨神経痛の原因となり、慢性的な痛みを引き起こすもとになるのです。自分に無理のないヨガのポーズを続けることで、坐骨神経痛からくる痛みが改善する効果が期待できます。

坐骨神経痛の改善のためヨガで意識すべきこと

まず、ヨガ全般に言えることですが、焦って短期間で結果を出そうとしないことです。坐骨神経痛もたった1日でなったものではありません。長年の積み重ねによって体が悲鳴をあげた結果なのです。

長い期間かけてなったものは、治すのにもそれなりの時間がかかります。そのことをよく理解した上で、気長に根気よく続ける気持ちを持つことが大切です。

また、痛みのひどい時は無理をしないことも忘れずにいるべきです。急に強い痛みをともなった場合は病院で診察を受けることが必要です。
様々な効果が得られるポーズがたくさんあるヨガですが、坐骨神経痛の改善のためにはやはり腰を中心に行うのが1番効果的でしょう。背中やお尻、太ももの裏側の筋肉を入念に伸ばすことで、前述した疲労物質の排出を促しましょう。

  

坐骨神経痛に効果的なヨガのポーズ

それでは、坐骨神経痛の改善に効果的なヨガのポーズをいくつかご紹介します。

ひねりのポーズ

このポーズは坐骨神経痛を悪化させる原因である背骨のゆがみを改善してくれるポーズです。背骨が歪んで猫背になってしまうことで症状をさらにひどくするのを防止してくれます。

  1. 両足を伸ばして座ります
  2. 左足のひざを立て、右足の外側に置き、右腕のヒジで左足の太ももの外側を押すような感じで体をねじります
  3. 下半身はそのままで、上半身だけをねじっていきます

ガス抜きのポーズ

このポーズは高いリラックス効果があり、布団の上で行うと腰の痛みもありませんのでとてもお勧めです。とても気持ちがいいので、夜寝る前に行いそのまま眠ってしまう方も。。。

  1. 仰向けに寝ます
  2. 両膝を曲げて手で膝を抱え込むような姿勢をとります
  3. 5回ゆっくり深呼吸します

合せきのポーズ

このポーズも非常に簡単で一見ただ座っているだけにしか見えませんが、坐骨神経痛のケア以外に便秘の解消にも効果があると言われています。

  1. 床に座りあぐらをかきます
  2. 足の裏を合わせて自分の体の方に足を引き寄せます
  3. 手は後ろに倒れないようにお尻の横につけておきます
  4. つま先は反らせたままの状態で足の裏を合わせて押しあいます
  5. 力を入れた状態で5回ゆっくり深呼吸します

いかがでしたでしょうか?代表的なポーズをご紹介しましたが、いずれも腰に無理をさせないというのが鉄則です。どれも効果は期待できますが、痛みが強かったり違和感がある場合はすぐにやめることも大切です。

ヨガにはその他にも美容や心のリラックスという面で様々な効果が期待できます。これらの相乗効果も狙いながら、無理なくコツコツ続けて坐骨神経痛の改善を目指しましょう

坐骨神経痛とヨガ まとめ

坐骨神経痛の改善にヨガは効果的です。

ですが、数回行えば坐骨神経痛が改善するわけではありません。また、一度改善をしてもまた同じ生活に戻ってしまうと再び痛みが生じることも往々にしてあることです。

坐骨神経痛の改善にはヨガを続けることが大切です。

無理なく通えるヨガスタジオを見つけ、ヨガを続けることをお勧めします。

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