みなさんは和同開珎という古銭をご存知でしょうか。
もしかしたら教科書で見たことがあるという方も多いかもしれませんね。
今回はこの和同開珎の詳細な情報とともにその歴史や売却価値などについて説明していきたいと思います。
[バイセル記事中]
和同開珎ってどんな古銭なの?
画像引用:奈良文化財研究所
和同開珎は一時期では日本最古の古銭とも言われていたほど古くから存在している通貨でした。
しかしながら、現在では和同開珎以前に発行されたとする通貨がいくつか出てきてしまい、日本最古の通貨ではなくなってしまいました。
最古の古銭ではなくなってしまった和同開珎ですが、なんとその発行年は708年だと言われています.
皇朝十二銭の一番目とも言われていて、その大きさは直径が24ミリメートルほどで、円状の形をしています。
中央には古銭によくありがちな正方形の穴が空いているのですが、この和同開珎については直径が7ミリメートルほどであると言われています。
表面には漢字で和同開珎の四文字が彫り込まれ、裏面は無紋となっています。
このデザインは当時唐で流通していた開元通宝を参考にして作られていると言われています。
その後708年には銀銭も発行されました。
その理由として当初は私的利用の銀銭が流通しており、一刻もはやく公式の銀銭を作る必要があったことなどが挙げられます。
和同開珎の種類とその価値について
和同開珎には文字のデザインが違うものが存在します。
まずはスタンダードな和同開珎として、和同開珎それぞれの文字が止めで掘られているものがあります。
一方、スタンダードではないレアな和同開珎として、和同開珎のそれぞれの文字端なハネで書かれているものがあります。
止めの和同開珎はなんと500,000,000枚前後作られていると言われており、その価値は一枚あたり10,000円から50,000円ほどであると言われています。
一方ハネのデザインの和同開珎は数十枚しか作られていないそうで、50,000円から1,000,000円の価値にもなると言われています。
このように和同開珎の文字デザイン一つにおいても価値が雲泥の差にも広がってしまうのです。
また、その確率に対して10,000円から50,000円の買取価格になるのはかなりその希少度を表していると言っても良いでしょう。
また、通貨の買取価格はその保存状態に強く影響してきます。
もし見つけたなら、それ以上傷つけたり汚したりすることがないよう、細心の注意を持って取り扱いましょう。そうすることで買取価格が下がってしまうことを防ぐことができます。
和同開珎はどこで売ればいいの?
和同開珎を売却することを考えているのなら、古銭取り扱いショップやインターネット上のオークションサイトやフリーマーケットサイトなどのサービスを利用することができます。
古銭取り扱いショップのメリットとしては、その場で鑑定してもらうことができることや、その場で買い取ってもらうことができることなどの手軽さ信用性があります。
実際に古銭の価値に全く知識がない方でも古銭取り扱いショップに行けば正確にその価値がわかることが多いと言えます。
一方デメリットとしては実際に足を運ばなくてはならない点や、店舗によって買取価格にばらつきがあるので一番高く買い取ってもらうにはいくつかのショップを回らなくてはならないなど労力がかかる点です。
実店舗がないけれど、古銭の買取を行っている業者であれば出頭査定や宅配査定などもおこなっていますので上手に利用をしてみましょう。
オークションやフリーマーケットサイトを利用する場合も、和同開珎を自分の目で見極めることも困難ですし、出品前に買取査定額を知っておくためにも、古銭の買取業者へ査定依頼することをおすすめします。
古銭買取業者の査定は無料です。
和同開珎 価値と買取相場 まとめ
和同開珎の価値や歴史についておわかりいただけたでしょうか?
和同開珎は教科書などで見知った通貨なのですが、深く調べてみるといつの間にか日本最古の通貨ではなくなってしまっていることがわかります。
このように古銭の情報は日々アップデートされていくものなのです。みなさんもこれを機に古銭の情報にアンテナをはり、いろいろな古銭の歴史や価値に興味を持っていただけると幸いです。