みなさんは、天正大判と呼ばれる古銭はご存知でしょうか。
もしかしたら学生時代に資料集などで見たことがある方も多いかもしれませんね。
実はこの天正大判、買取価格が高いことで非常に有名な大判であることをご存知でしょうか。
今回はこの天正大判の詳細な情報やその歴史、種類や価値についてまとめていきたいと思います。
天正大判ってどんな小判なの?
天正大判は安土桃山時代ほどに作成された大判です。
豊臣家の命によって作られた大判だそうです。高価な貨幣として扱われ、家来への褒美や、賢威の象徴などの目的で使われていたようです。
天正大判の種類は全部で3種類があり、その重さはおおよそ164.9グラムと言われており、たしかに通常使用する花柄としては重すぎることがわかります。
江戸時代にに入ると慶長大判が作成されましたが、この天正大判は慶長大判と並行して用いられていたそうです。それほど有用な硬貨であったことがわかります。
また、この天正大判は買取価格が非常に高いことで知られている大判でもあります。
天正大判の種類とその価値はどのくらい?
天正大判には大きく分けて3種類があります。
天正菱大判
まずはじめに天正菱大判と呼ばれる種類をご紹介いたします。
この天正菱大判は1588年に製造開始され、約40000枚製造されたと言われています。
しかし現存する数が少なく買取価格は10,000,000円から100,000,000円にまで登ると言われています。
正長大判
正長大判と呼ばれる種類の天正大判は通常の天正大判より長めに設計されているのが特徴です。
1595年頃に発行されていた古銭で、55,000枚近く流通していたそうです。
その売却価値は10,000,000円から900,000,000円にも登るそうです。
大仏大判
天正大判最後の種類として挙げられるのがこの大仏大判と呼ばれる種類です。ほかの天正大判と比べて銅色がつよいのが特徴です。
1608年に発行が開始され、40,000枚近く製造されたそうです。また、その売却価値は10,000,000円から100000000円にまで登ると言われています。
このように天正大判は大判の中でもかなり価値が高い大判と言われています。
天正大判を高く売るコツ
また、もし天正大判を持っていて、天正大判の買取価値を上げたいならコツがあります。
それは天正大判の状態をいい状態で保っておくことにあります。
この状態を良くしておくということによって買取価格が雲泥の差になるのです。
実際に見つけた天正大判を洗ったり拭いたりすることは有効ですが、あまりやりすぎると硬貨自体の価値を下げてしまうことにも繋がりますので、薬剤を用いた洗浄などはしないほうが良いでしょう。
大判を洗浄してくれる業者なども存在しますので、そういったサービスを利用するのも良いでしょう。
天正大判を高く売るにはどうしたらいいの?
天正大判を売却することを考えているのなら、古銭取り扱いショップやインターネット上のオークションサイトやフリーマーケットサイトなどを利用するという方法が挙げられます。
それぞれのサービスにはメリットとデメリットがあるので、そこは気をつけなくてはならない点です。
例えば、古銭取り扱いショップのメリットとしては、その場で鑑定してもらうことができることや、その場で買い取ってもらうことができることなどの手軽さ、信用性があります。
実際に古銭の価値に全く知識がない方でも古銭取り扱いショップに行けば正確にその価値がわかることが多いと言えます。
一方、デメリットとしては実際に足を運ばなくてはならない点や、店舗によって買取価格にばらつきがあるので一番高く買い取ってもらうにはいくつかのショップを回らなくてはならないなど、労力がかかる点です。
オークションやフリーマーケットサイトを利用する場合も出品前に買取査定額を知っておくためにも、査定依頼することをおすすめします。
オークションサイトやフリーマーケットサイトを利用する場合は手数料なども考えて利用するようにしましょう。
天正大判 まとめ
いかがでしたでしょうか。天正大判は発行数が少ないことや、その大きさやもともとの価値なども相まって非常に高い値段で取引される傾向のある大判です。
また、その歴史的価値も計り知れません。天正大判を始めとした古銭の歴史や価値を学ぶということはこの貨幣経済の成り立ちを知るという意味でも有用です。
古銭を手放すことを考えた場合、どの方法を使う場合も専門の鑑定士による価値に確認をすることをお勧めします。
当サイトでご紹介をしている古銭買取業者は無料で査定ができますので、まずは査定をおこなってお手持ちの古銭の価値を確認してみましょう。