皆さんは紙幣や硬貨をどのように保存していますか?
財布に入れている人も、ケースに厳重にしまっている方もいらっしゃるでしょう。
今回はここでは普段使用する貨幣や硬貨の保存方法ではなく、コレクション用の硬貨や紙幣をどのように保存するのが良いか、どのようにしたら質を落とさずに管理ができるのかその方法について説明していきます。
紙幣ってどうやって保存したらいいの?
紙幣は何でできているのかご存知でしょうか。
そう、紙です。
では紙をどのように保存したら劣化しないのか、これを考えれば自ずと紙幣の保存方法も見えてくるはずなのです。
紙幣が劣化する原因は様々です。
例えば太陽光や風、湿気などでも劣化しますし、持ち運べば摩擦で劣化してしまいます。
紙幣を生のままおいておくというのはそういったリスクもありますし、紙を食べてしまう虫などもいるので、そういった虫などに劣化させられてしまうという危険性もあります。
また、人が指で触れば指の油がどうしてもついてしまいます。そういった指の油など些細なことも原因して紙幣は劣化してしまうのです。
それでは、どのようにして保存すれば紙幣の劣化は防げるのでしょうか。
その答えの一つとして挙げられるのがプラスチック製の紙幣保存ケースです。
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通販サイトなどで購入できます。紙幣が直接外気に触れることを防ぐことができます。
そのため風や湿度などで紙幣が劣化することを防ぐことができるのです。
他に挙げられるのは紙幣ホルダーと呼ばれるアルバム型になっている紙幣ケースです。
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大容量であることに加え、アルバム型なので管理しやすい、風や湿度から守ることに加え、太陽光線からも紙幣を守ることができます。
これも通販サイトなどで手に入れることができます。
また、こういった特殊なケースなどを用意するのが面倒だという方におすすめなのがジップロックに入れてしまうことです。
ジップロックも食品を密閉保存するための道具ですので、紙幣ケースと同等の効果が期待できます。密閉をする必要があるのか、ないのかでいうと結論としてはどちらでも良いことになります。
なぜなら、昔は紙幣は和紙に包む形で保存されていたからです。
和紙に包んだ状態での保存の有効性は、現代までそういった紙幣が残っていたことが実証済みです。
必ずしも密閉しなくとも長期保存することが可能なようです。
硬貨ってどうやって保存したらいいの?
コインの保存方法にも迷っている方が多いようです。
通常のコインケースに入れておくこともできませんし、どのようにしたら良いのでしょう。コインは主に金属でできているので湿気などに弱いです。
また、空気に触れれば酸素と反応し変色の原因にもなるでしょう。
つまり、金属を変質させにくいような管理法でコインを管理すればよいのです。
では、どのような管理法が金属を変質させにくいのでしょうか。
その答えの一つとして挙げられるのはコインカプセルという代物です。
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いろいろなコインのサイズにピッタリのコインカプセルが用意されているので、コインを一枚一枚管理したい方にも有用です。
プラスチック製のカプセルなので強度もあり壊れにくいです。
少し面倒な点としてはコインの大きさは色々あるので、それにあったカプセルを用意しなくてはならないことです。
カプセルの直径や高さは0.5ミリ単位で用意されています。少しリッチなコインカプセルになると、正方形でコインの変色を防止するためのウレタンシートがひかれているものなども存在します。
また、それほどお金をかけたくないという方に人気なのが紙ホルダーと呼ばれる、厚紙にコイン型の穴を開けたような形状のものです。
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前述の正方形コインホルダーの紙版、安価版だと思っていただければ結構です。
一枚一枚が安いことが特徴として挙げられます。
最後に挙げられるのはコインアルバムに保存することです。
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コインを大量に保持している人には一つ一つ管理をするのは厳しいものがあります。それ故、ビニール製のコインアルバムに簡易的に保存する方もいらっしゃいます。
また、あまりかさばらないので先述の紙ホルダーにコインを入れたままその上でコインアルバムなどに収納し、万全の対策を取るという方が多いです。
コインが大量になってきたらアルバムに格納することなども考えると良いでしょう。
このように紙ホルダーと併用することでさらなる保存性を期待できます。
紙幣・硬貨の保存方法 まとめ
紙幣や硬貨は変質しやすく、管理するにはそれなりの対策が必要になります。
面倒なことだとは思いますが、そういった地道な管理がコインや紙幣の価値を下げないためには必要なことなのです。
コインや紙幣の取引価格には、その古銭の状態がかなり大きく影響して来ます。
こういった、地道な管理の結果としての古銭の価値があるのです。これからも管理を怠らず、古銭を楽しんでくださいね。