子どもが生まれて歯が生え始めてから、欠かすことなく行ってきた歯磨き。
2歳くらいから1人で磨くようになってきても、まだまだしっかり磨けていないので仕上げ磨きを続けています。
しかし、成長するにつれて子どもも「1人でできるのになんでいつまでも磨かれているのだろう?」と疑問に思ったり、親も「一体いつまでやらなければいけないのだろう」と感じられたりする時がくるでしょう。
では、仕上げ磨きをやめるタイミングはいつ頃がいいのか考えていきたいと思います。
子どもに仕上げ磨きをする理由とは?
そもそも、子どもに仕上げ磨きをするのはなぜでしょうか?
当たり前のことですが、それは虫歯予防です。
歯が生え始めたばかりの赤ちゃんはもちろん、小さい子は1人でうまく磨くことが出来ません。
どんなに自分の中ではしっかり磨けているつもりでも、いざ口の中を見てみると食べかすがまだ残っています。
それを親が補ってあげること、つまり仕上げ磨きをすることで歯を清潔に保つことが出来ているのです。
また、仕上げ磨きをすることによって、スキンシップをとることができます。
大きくなるにつれて、子どもは少しずつ恥ずかしさがでてきて、なかなか親子での時間をとることを避けるようになります。
ましてや、兄弟がいるご家庭では上のお子さんが下の兄弟に遠慮してしまうこともあるので、ますますその機会が減ってしまいます。
ですが、仕上げ磨きをするという理由をつけることでお子さんもそれなら…と進んでやらせてくれます。
したがって、仕上げ磨きは親子の貴重な時間をもつ上で大切な役割もあるのです。
仕上げ磨きはいつまで必要?
では、実際に仕上げ磨きはいつまで続ければ良いのでしょうか?
歯医者さんの間でも明確には決まっていませんが、一般的に2つの節目で仕上げ磨きをやらなくなるそうです。
乳歯から永久歯に生え変わるタイミング
大体、7歳頃から乳歯が抜け、永久歯が生えてきます。
ちょうどこの頃は小学校に入学して、1人で何でもやれるようになってくるので、歯磨きも自分でやります。
親も自分でやれるならと任せきりになり、仕上げ磨きをしなくなってきます。
ですが、ここが注意点でもあります!なぜなら、この時期は一番虫歯になる確率が高くなるからです。
しかし、だからといって、全部の歯を磨いてあげることはありません。
子どもが磨き終わった後に、新しく生えてきた永久歯を中心に補う感じで仕上げ磨きをしてあげれば大丈夫です!
なので、生え変わりの盛んな小学校3年生頃までは仕上げ磨きをした方が良いかもしれません。
第二大臼歯が生えてくるタイミング
いわゆる奥歯のことですが、最近ではこの歯が生えてくるタイミングで仕上げ磨きをやめることも多いそうです。
この頃は12~14歳頃なので、子どもの方から嫌がってやらせてくれることはほぼないと思います。
しかし、まだまだしっかり磨けていない子もいるので、お子さんが嫌がらない限りは仕上げ磨きをしてあげても良いのではと思います。
まとめ
歯が生えてから、その歯を守るためにしてきた仕上げ磨き。
時に虫歯予防のために、またある時は親子のスキンシップをとるためにと毎日毎日続けてこられましたよね。
子どもが大きくなって1人で出来るようになり、その成長が嬉しくもあり、寂しくもあり…。
親としては複雑な気持ちかもしれません。
ですが、1人で出来てもまだ完璧ではありません。しっかり磨けるようになるまで、親子で歯磨きについて学んでいきたいですね!