お母さんは毎日何かと忙しいですよね。お子さんに家のこと、手伝ってもらっていますか?
一概には言えませんが、女の子は比較的お母さんのしている家事の仕事に興味を持っていて一緒にやりたがる子が多いものです。男の子の場合、そういった子は少ないかもしれません。
だからといって、お手伝いしてもらうのを諦める必要はありません!お母さんの少しの工夫で、男の子も色々と手伝ってくれるようになりますよ。
どんな風に頼むのか、またお手伝いをすることが子どもにとってどう良いのか、その辺りを中心にお話したいと思います。
小学生の男の子はどんなお手伝いなら進んでしてくれる?
子どもにお手伝いしてもらいたいけれど、一人でする方が早 いし楽だから。とついつい自分で全部やってしまっていませんか?
確かにその通りなのですが、お手伝いをするということは子どもが成長する上で大切なことを自然と身に着けられる良い機会なのです。
毎日お手伝いしてもらうなんて、 こっちが大変・・・と思ってしまう方は、気持ちに余裕があるときだけでも良いので少しずつ始めてみてくださいね。
最近は、「イクメン」やら、「カジメン」なんて言葉を耳にします。大人になってからそう呼ばれるためにお手伝いをさせるわけではありませんが、お手伝いを習慣化させることで、自分のことは自分でできる大人に成長できるはずです。
では、男の子にやってもらうお手伝いはどんなものが良いのでしょうか?
お手伝いの種類もですが、どんなものでも初めのうちは簡単なものからスタートしましょう。
いやになってすぐにやめてしまうかもしれませんので、簡単なもの・すぐにできるものから始めていきます。新聞を取りに行く、くつを並べるなどはおすすめです。
また、男の子というのは生活の中で、必然性のあるものとおもしろい、楽しいことには興味がありますので、お手伝いはつまらないというイメージを変えるようにするのも一つの方法です。
ご褒美をあげる、というやり方もありますが、それの為にがんばるというのは少し違ってきますのであまりおすすめしません。
ですが、それによってモチベーションがかなり上がるであれば試してみても良いのかもしれません。しかし、ご褒美は大きなものでなく、ほんの気持ち程度のものにしておいてくださいね。
最初から完全に一人ではできないので、最初は一緒にやってみます。
例えば、洗濯物のたたみ方が決まっているなら、少し面倒でも最初のうちは一緒にやるようにして根気強く教えてあげます。この時、きちんとできていなくても細かく注意はしないことです。だんだん上手になっていきますよ。
その他には、おふろ掃除も体を動かすので良いですね。
お手伝いが習慣化できたらどんな風に良いのでしょうか、次はそのことについて詳しく説明します。
習慣づけで自立心が育つ?責任感が芽生える?
男の子だけでなく、子どもは親に頼りにされている、任されていると感じるととても嬉しくてもっとがんばろうと思います。
任されていると思うと、自然と責任感が生まれてくるものです。
また、同じ仕事を毎日(毎日でなくても大丈夫ですが)頼んでいると、どうやったらもっと早くできるか、効率良くできるかと工夫するようにもなります。最後までやり抜く力、一つのことに取り組む集中力なども身についていくのです。
将来するかしないかは別として、大人になって一人暮らしをするようになったら何ができていないといけないかを想像してお手伝いの種類を選ぶというのもよいですね。
前にも書きましたが、洗濯物をたたむという仕事。たたむだけでは終わりませんよね。
たたんだあと、それぞれ場所にしまうところまでしてもらうようにしましょう。洗濯物をたたむ→しまう、という動作は一見当たり前のことのようですが、これはけっこう面倒くさくて大人になってからこれを習慣化させようと思うと想像以上に難しいものです。自分のことは自分でできるようになってもらうためにも、先を見据えてお手伝いをしてもらいましょう。
一人暮らしに必要なことで大事なものがもう一つ、料理です。
今の時代、何でも売っているし、美味しくて安いとあれば買ってしまう方が楽だと思ってしまうのは無理もありません。
しかし、親としては毎日外食や買ってきたものを食べるというのは心配ですよね。
自分で作ったものは安心だし美味しいと思えるように子どものうちから料理の楽しさも知って欲しいものです。包丁を使うのは危ないからと遠ざけていませんか?小学校では5年生から教科として家庭科が始まり、調理実習もあります。ちゃんと説明すればわかる年頃ですから横について教えてあげれば大丈夫ですよ。
自分が作ったものを家族が美味しいと食べてくれたらうれしいという気持ちを知ってもらいたいですね。
まとめ
男の子にもお手伝いして欲しいけど、どうしたらいいか分からずにいたという方、少しは参考になりましたでしょうか?
お手伝いをすることで、自立心が育ったり責任感が芽生えるなんて、素敵なことですよね。
最後に、エプロンをつけてあげるのもなかなか良いですよ。
女の子はひらひらのものがよかったりしますが、男の子は中高学年にもなるとキャラクターものも嫌がったりしますね。
そこでおすすめなのが、ギャルソンエプロンです。
どんなものか知らない子どもも多いかと思いますが、テレビや外食した際に見せておくとよいです。わざわざ作らなくても、大きめの布とひもがあればすぐにできちゃいます!カフェなどで働くお兄さんの姿を見てかっこいいなと思ってくれたらチャンスですね!
その子がどんなことでやる気アップするのかはお母さんが良く知っているはずです。いろいろ工夫してみてくださいね。
(ギャルソンエプロンは布を腰に巻き、ウエストより少し下のあたりで、上からひもで結んで完成です。ひもを見せたくなければひもの上に出ている布を折れば隠れます。)