昔から、子どもの成長を祝うお祝い事や風習はいくつかあります。
必ず形式などにのって行う必要はありませんが、それぞれのお祝い事には、意味があります。
今回は、一歳までにある赤ちゃんの行事についてみていきましょう。
1歳までの男の子の行事はこれだけある
子どもの行事はさまざまですが、特に、生まれてからの1年間は、たくさん行事があります。
押さえておくべき行事をまとめてみました。
お七夜
健やかな成長を願い、命名を披露する行事。
ーいつ?
生まれて7日目の夜
ーどこで?
ママの退院の時期が、この頃なので、家で行う人が多い。
ーだれと?
最近は夫婦だけなど、内輪で行う人が多い。
お宮参り
生まれた土地の神社で、お祓いをしてもらう行事。その後、料亭等で食事会を、行うケースが多い。
ーいつ?
男の子は生まれてから31日目
ーどこで?
家の近くの神社で行い、その後の食事会は、その近くのお店で行う場合が多いが、自宅や両家両親どちらかの家で行う場合もある。
ーだれと?
お宮参りに関しては、赤ちゃんを父方の祖母が抱くのが正式なものなので、両家の両親を呼ぶケースが多い。
お食い初め
子どもが一生食べ物に困らないようにという願いを込めて行う行事。用意した料理を、食べさせるまねをする。
ーいつ?
生まれてから100日目〜120日目までで、日取りや曜日、家族の用事や赤ちゃんの体調を考慮して決める。
ーどこで?
お店や自宅、両家両親どちらかの家で行われることが多い。
ーだれと?
行う場所で異なるが、近年は夫婦だけで行う場合も。
初節句
これからの健康を祈り、五月人形、鯉のぼり、兜を飾る行事。
ーいつ?
5月5日。
ーどこで?
五月人形など、飾ってあるものを見ながらのお祝いすることが多く、一般的には自宅。それ以外にも、お店を予約する人もいる。
ーだれと?
五月人形などは、ママパパの親、つまりおじいちゃん、おばあちゃんから送られるものなので、両家両親を呼ぶ場合が多い。
初誕生
初めての誕生日を祝う行事。
ーいつ?
満一歳の誕生日
ーどこで?
自宅、お店、両家両親どちらかの家
ーだれと?
初めての誕生日なので、両家両親を呼ぶケースが主流。
上記に挙げた伝統的な行事の他に、最近では「ハーフバースデー」として、生後6ヶ月の時にお祝いする人が増えています。
上記の行事のように、大々的に行うのではなく、ママが離乳食をアレンジしてお祝いメニューを作り、夫婦でお祝いするような、カジュアルなイベントになっています。
出産後にある男の子行事の前にママが準備しておくといいものは?
これだけの行事がありますから、準備するママは大変です。
その時に慌てないように、準備するものに関して、事前にチェックしておきましょう。
お七夜
- 鯛
- 赤飯
- 赤ちゃんの衣装
- 命名紙
赤ちゃんの衣装に関しては、普段着でも良いが、ベビードレスなどを着せたい場合は準備します。
命名紙は、赤ちゃんの名前や生年月日を書く専用の紙です。
お宮参り
- 赤ちゃんの衣装
- 着物
- ママの服(授乳口があり、かつフォーマルなものがベスト)
- 初穂料
赤ちゃんの衣装は、今まではベビードレスが主でした。
しかし、近年はタキシード型や袴型の可愛い服が販売されているので、そちらを着せるママが多いです。
そして、赤ちゃんの衣装とは別に、上からかける着物、白いフォーマルなよだれかけと帽子が必要です。
それらは、ママの実家が準備することが多いです。
初穂料は、神社でお祓いしてもらう時に払うお金です。3000円〜10,000円が相場で、赤ちゃんの名前で納めるものです。
お食い初め
- お食い初め用の料理
- 歯固めの石
家で行う場合はママが準備しますし、お店の場合は、そのようなプランがあるか事前に確認しておきましょう。
(私は、某料理レシピアプリを見ながら、自分で準備しました。赤ちゃんの面倒を見ながらの準備は大変なので、前日から仕込みを行うことをお勧めします。)
歯固めの石は、お食い初めの最後に、箸で石を突いて、その箸で赤ちゃんの歯茎を少し触るために必要です。
丈夫な歯が生えてくるようにという意味があるそうです。
お宮参りの行った神社から、借りてきて、使い終わった後は、洗ってお返しし、お参りをするか、近所の河原で拾ってきても良いそうです。
初節句
- 五月人形
- 鯉のぼり
- 兜
上記の全てが必要なわけではありません。近年はマンション住まいの人も多いので、なかなか飾る場所がないことも。
いただく場合は、被らないように、両家両親と事前に話し合っておきましょう。
初誕生
- 一升餅
- ケーキや料理など
お誕生日用のケーキや料理の他に、一升餅といって、赤ちゃんにお餅を担がせる行事を行うので、その餅の準備が必要です。
初誕生は地域によって、プラスで行う行事が異なるので、ママとパパの出身地が違う場合などは、よくすり合わせを行なっておきましょう。
生まれてからの1年の行事。無理せず楽しくお祝いを
1年間にこんなにもたくさんの行事があると思うと、その準備を行うママは大変ですよね。
特に、どこでやるか、だれを呼ぶかは悩みどころですが、全ての行事に両家両親を呼ぶ必要はありません。
たくさんの人と喜び分かち合うことも良いことですが、もうママとパパと赤ちゃんという新しい家族が出来たのですから、ママやパパの気持ちを最優先しましょう。
例えば、お宮参りは来てもらう代わりに、初節句は夫婦だけでやります!など、ママパパの意向をきちんと伝えておくと、トラブルにもなりにくいです。
育児一年目は、日頃の育児だけでもママはクタクタ。その上、生まれた月によっては、毎月行事があるなんてことになる場合も。
それなのに、行事全部に両家両親を、呼んでいては、ママは身体が持ちません。ママとパパと赤ちゃんという家族を大切に、みんなで楽しくお祝いできると良いですね。