乳歯は生後6か月を過ぎた頃から徐々に生えはじめ、3歳を過ぎる頃には上下合わせて20本の歯がそろう子どもも多くいます。そんな乳歯がいつ永久歯(大人の歯)に生え変わるのか知っていますか?
今回は乳歯が抜ける時期や時期になってもなかなか抜けない訳についてご紹介していきます。
乳歯が一般的に抜ける時期っていつなの?
乳歯は6歳から11歳までの間にほとんどの歯が抜け、生え変わると言われています。そんな乳歯の抜ける時期はだいたい決まっています。
乳歯は一般的には次のようにアルファベットで表されています。
A:中切歯(前歯上下4本)
B:側切歯(前歯のお隣の上下4本)
C:犬歯(側切歯のお隣上下4)
D:第一乳臼歯(犬歯のお隣上下4本)
E:第二乳臼歯(奥歯上下4本)
このアルファベットを用いて抜ける時期について説明します。
Aの上の歯➡7歳頃
Aの下の歯➡6歳頃
Bの上の歯➡8歳頃
Bの下の歯➡7歳頃
Cの上の歯➡11歳頃
Cの下の歯➡10歳頃
Dの上の歯➡9歳頃
Dの下の歯➡9歳頃
Eの上の歯➡11歳頃
Eの下の歯➡10歳頃
これはだいたいの目安なので、多少時期がずれたとしても心配しすぎなくて大丈夫ですよ。
早い子の場合は、5歳過ぎから、おそい子の場合は7歳過ぎから抜け始める子もいます。
時期になっても乳歯が抜けない!乳歯が抜けない訳
通常、先ほどにお話した通り6歳から11歳頃までの間に永久歯に生えかわります。しかし、なかなか乳歯が抜けない場合もあります。乳歯が抜けないと歯並びを悪くしたり、大人になってからぬけてしまうこともあります。
そこで乳歯が抜けない原因についてご紹介します。
歯の根っこが溶けない
本来ならば、乳歯は神経の中で歯の根っこを内側からとかしていき、永久歯が生える頃になると乳歯の根っこはちょうどよく吸収されて、抜けるようになっていくと言われています。しかし、なかなか歯の根っこを溶かすことができないと抜けるのも遅くなります。
ぐらぐら揺れているようなら自分で揺らしてみたり噛みごたえのあるものを食べるなどして刺激を与えるのも良いでしょう。
もし、痛みが強いのであれば病院で抜歯してもらう方法もあります。
乳歯の下の永久歯のずれ
本来ならば、乳歯が抜けるときには永久歯がしたから生えてくる圧力で、歯の先っぽから歯を溶かしていくとも言われています。
しかし、永久歯がずれて生えてくることによって乳歯に加わる圧力がなくなってしまいなかなか抜けないこともあります。
その他にも、乳歯が歯茎に食い込んでいたり、乳歯の下に永久歯がない、なんてこともありますので、心配になったら歯医者に行くことも1つの方法です。
まとめ
子どもの発達には個人差があるものなので経過を観察していくことが大事です。
特に大きな問題がなくても、生え代わりが遅い場合もありますので周りのお友達が抜け始めたからといって焦る必要はないでしょう。
ただ、問題があり生え代わりが遅くなっている可能性もあります。
虫歯がなくても定期的には歯医者での診察を受けていれば、問題がある場合にはチェックをしてくれますので予防をかねて定期健診を受けることをお勧めします。