災害時には緊急避難をしなくてはならないこともあります。
今回はそんな急な災害時に慌てないために、準備しておきたいものをみていきたいと思います。
この機会にぜひ、愛犬のための非常用持ち出し袋も用意してあげてくださいね。
愛犬のための持ち出し袋 絶対に必要なもの
自然災害などは急いで避難をする必要があります。
愛犬のための持ち出し袋はワンコがいるご家庭ならぜひ用意をしてください!
まず、持ち出し袋に入れて絶対に入れておきたいものを確認しましょう。
必ず入れておきたいもの
- フード
- 水
- 薬(必要な子)
- 予備の首輪
- リード
- 緊急連絡先
- 写真
- 健康情報
- ケージ
- キャリーバック
- ガムテープ
フード
避難先での愛犬の生活は、基本的に飼い主さんの責任で維持しなくてはいけません。
しかも災害時には人命最優先となるため、ドッグフードやペット用品などはどうしても手に入りにくくなります。
そのためにもフードは多めに用意しておきましょう。
最低でも5日分は必要とされており、7日分以上用意するのが望ましいとされています。
療法食やアレルギー除去食など特別な食事が必要な場合は、さらに手に入れるのが難しくなりますので余裕をもって用意しておいて下さいね。
もちろん、賞味期限には注意してこまめに入れ替えてあげてください。
水
フードと同様にペットのための水も用意をしておきましょう。
人間のために用意をするミネラルウォーターを少し多めに用意をしておくと安心ですね。
尿道結石などを患っているわんこの場合、硬水のミネラルウォーターは体に負担をかけてしまう可能性もあるようです。
あらかじめ確認をしておきましょう。
くすり
持病の薬はもちろんのこと、避難所では何かあってもすぐに適切な医療が受けられるとは限りません。
犬用の市販薬などで用意してるいるものがある場合も入れておくと良いですね。
非常用持ち出し袋は普段から取り出しやすい所に置いておくものです。
予備の首輪
丈夫なもののようには思えますが、災害時には何があるかわかりません。
首輪は愛犬を迷子にしないために必要なものです。
不測の事態によりちぎれてしまったり、壊れてしまった場合に備え、予備の首輪は必ず用意しておきましょう。
予備のリード
こちらも予備のものも用意しておきましょう。
伸びるリードは狭い場所や人が多い環境では、人にとっても犬にとっても危険です。
何かに絡まってしまったり、誰かがつまずいてしまうかもしれません。
避難時に使用するリードは、予備を含め必ず伸びないものを用意しておいてください。
緊急連絡先
飼い主の連絡先はもちろん飼い主以外の緊急連絡先もあると良いですね。
飼い主と連絡が取れなかった場合の連絡先や、預かってもらえる場所などを書いておけば、もし飼い主に不測の事態が起きた場合でも愛犬は安心です。
写真
愛犬の写真だけでなく、飼い主と愛犬が一緒に写ったものがあればなお良いですね。
もちろん携帯やスマホのデータだけでも良いのですが、電池が切れてしまった時には使えません。
災害時には充電がすぐにできない場合もありますので、実際の写真も一枚は用意しておくことをおすすめします。
健康情報
ワクチンの接種状況や既往症の有無、現在の健康状態やかかりつけの動物病院などの情報は誰が見てもすぐにわかるようにしておきましょう。
また、普段の食事の回数や量、好みやアレルギーなど、注意事項もきちんと書いておくといいですね。
これらの情報は、飼い主がそばにいることができない場合でも愛犬を守ってくれます。
ケージ
愛犬を避難所で放し飼いにするわけにはいきませんし、キャリーバッグに閉じ込めておくわけにもいきませんよね。
避難所まで持ち運ばなくてはいけませんので、折り畳み式でできるだけ小さくなる軽いものが良いですね。
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キャリーバッグ
災害発生時、愛犬に外を歩かせるのは様々な危険が考えられるためおすすめできません。
非常用持ち出し袋のそばに置いておき、避難する時には小型犬や中型犬はできるだけキャリーバッグで運ぶようにしましょう。
荷物を一緒に入れることができたり、広げるとケージになるものなど、さまざまなものがありますので、自分たちに合ったものを選んでくださいね。
ちなみに、大型犬などキャリーバッグでの移動が困難で自力で歩いてもらわなければいけない場合は、靴やバンデージを必ず用意しておくようにしましょう。
避難ルートの上にはガラスの破片など危険な物が散らばっている可能性も多々あります。
これらの危険から愛犬の足を守るためにも、普段から靴やバンデージに慣れさせておくことも忘れないでください。
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ガムテープ
ケージの補修やダンボールを使った工作時など、多目的に使用できて便利なアイテムです。
抜け毛を取る時にもコロコロ代わりに使えますよね。
手で簡単に切ることができるのも良いですね。
愛犬のための持ち出し袋 あったらいいもの
必ず入れておきたいものの用意ができたら、あったほうが良いものも入れておきましょう。
あったほうがいいもの
- 食器
- トイレ用品
- ケア用品
- おもちゃ
- おやつ
食器
できるだけコンパクトで丈夫なものを用意しましょう。
シリコン製などの折り畳めてかさばらない物は便利ですね。
どうしても荷物に入れられそうにない場合は、使えそうな代用品を考えてあげましょう。
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トイレ用品
外に連れていけない場合も考え、ペットシーツを用意しておくと安心です。
使用済みの物を入れるビニール袋や新聞紙なども用意しておくと良いですね。
ケア用品
過去の災害時に同伴避難が許された避難所では、犬の臭いに多くの苦情が寄せられました。
できるだけ清潔に保つ為にも、タオルやウェットティッシュ、歯磨きグッズ、抜け毛対策用にブラシなども用意しておくと良いでしょう。
その他にも普段毎日使っているようなものは、無いと困るかもしれませんね。
おもちゃ、おやつ
避難生活では愛犬もストレスが溜まってしまいます。
狭いスペースでも遊べるものや、少しでもストレスが解消できるようなものがあると良いですね。
ただ、避難生活ではどうしても運動不足になりがちですので、おやつの与えすぎには注意しましょう。
愛犬用の非常用持ち出し袋を用意するときに注意すること
もしものことを考えて用意をすると、あれもこれもと荷物が増えてしまいがちです。
愛犬用の非常用持ち出し袋を用意するときにに注意したいことも確認しておきましょう。
軽量、コンパクトを意識する
いざという時のことを考えると、用意しておきたいものはたくさんありますが、これらは自宅で使うために用意するわけではありませんよね。
実際に使用する時には、避難先まで自力で持って行かなくてはいけません。
そして愛犬の荷物だけでなく、愛犬自身と自分たちの荷物も運ばなくてはいけないのですから、どうしても荷物はそれなりの量となってしまいます。
そのため非常用持ち出し袋に入れるものは、同じ機能ならできるだけ軽量でコンパクトなものを選ぶようにしてください。
安全の確保を第一に考える
災害時にはいつもの道がいつもの状態だとは限りません。
また、避難するのが明るいお昼間とも限りません。
ガレキなどの散乱した悪路を、停電し真っ暗な中避難しなくてはいけないかも知れないのです。
そんな中、両手に荷物を抱えて移動したり、前後にリュックなどを担いで足元が見えにくい状態で進むのはどう考えても危険ですよね。
また、先の尖った物などを荷物やポケットに入れていると転倒した際に自分や愛犬の体に刺さってしまう危険性もあります。
どうしてもハサミなど先の尖ったものを入れたい場合はきちんとカバーのある小さめのサイズのものを用意するようにしましょう。
まとめ
あると便利なものはたくさんありますが、 それら全てを持ち運ぶわけにはいきません。
あれば便利なものではなく、絶対に無いと困るものからきちんと優先順位を付けて用意して下さいね。
そして、用意した非常用持ち出し袋は実際に自力で運べるかもきちんと確認してみましょう。
「頑張れば大丈夫」は、非常用持ち出し袋としてはNGです。
少しでも無理がある場合は中身を見直して下さいね。