今、全世界で注目されているゲームをご存知ですか?その名も「マインクラフト」と言われる新感覚のゲームです。
こちらは従来のゲームとは違い、自分で自由にゲームを作り上げていく、今までになかったタイプのゲームで、日本でもユーザーが増えています。
今回は、そのマインクラフトそしてマインクラフトと組み合わせて使うことができるScratchについてご紹介したいと思います!
マインクラフトとは?どんなゲームなの?
スウェーデンで開発されたマインクラフトは、「サンドボックスゲーム(砂場のように自由に遊べるゲーム)」と言われるジャンルのゲームです。
従来のRPGやアドベンチャーゲームのようなストーリーに沿ってクリアしていくゲームとは異なり、自分で自由自在にゲームを作り上げていくゲームです。
このゲームの世界は、立方体のブロックで作られており、草むらや森、砂漠など色んなフィールドに配置していき、家やアイテムなど色んなものを自由に作っていくことが出来ます。
また、その世界では植物や動物、石なども存在しており、それらから素材を取り出し、建物やアイテムを作り出すために組み合わせていくことができ、新しい素材として生み出すことも出来ます。
それらの素材を自分で組み合わせていくことで、オリジナルの街を作り上げていくことができるのです。
基本的にどんなことをするのも自由ですが、一応、ボスとなるモンスターも存在はしていますが、それを倒したからと言ってクリアになるといったゲームではありません。
あくまでも、プレイヤー個人がゲームの目的を決めるので、遊び方は無限大です。
マルチプレイにも対応しているので、複数のプレイヤーと遊ぶことも出来ます。サーバーツールを使用することで、より高度な構築をすることも出来るのも魅力の一つとされています。
また、いくつかのゲームモードもあり、それぞれのモードに難易度があります。
クリエイティブモード
ブロックやアイテムを無限に取り出して使用できるため、大きな建物を作ることができたり、様々な実験を行うことができます。飛ぶこともできたり、ブロックを瞬時に壊すことができたり、構築しやすくなっている。
アドベンチャーモード
プレイヤーが作り出したマップ上を冒険することができます。マップの探索や敵と戦うことが主となっています。
サバイバルモード
体力と空腹のゲージがあり、冒険と日常生活をおくることができます。RPGに近いモードで、敵からダメージを受けたり、落下などによる身体的なダメージを受けたり、生活していておなかが空いたりして体力が尽きてしまうと死んでしまいます。
そのため、フィールド上で狩猟をして獲物を捕らえたり、田畑を作り作物の栽培をしたりして食糧を蓄えて飢えをしのぎます。また、敵からの攻撃に備えて、耐久性のある建物を作り身を守ります。
ハードコアモード
サバイバルモードの難易度がハードに設定されているモードです。
このモードに設定されたマルチプレイのサーバーで死んだときは、サーバーから追放されるので注意が必要。主に上級者向けのモードです。
マインクラフトは無料で遊べる?それとも有料?
このように様々な遊び方に溢れているマインクラフトですが、ソフトも色んなタイプがあります。
PC版、PS各種、Xbox、Wii、スマホアプリなど様々な機種に対応していますが基本的に有料のソフトになってしまいます。
そこで、初めてプレイする方に是非ともおすすめしたいのが、無料体験版でのプレイです。
マインクラフトはアカウントを作って始めるのですが、始めるにあたって不安という人も少なからずいると思います。そんな人のために、まずは無料版(体験版)でマインクラフトの面白さを体験してもらうのが良いと思います。
無料版はPC版のみで可能です。ユーザー登録後に支払情報を入力せず、ダウンロードをすることで約1時間40分ほど体験することができるようです。
参考サイト:Minecraft 体験版(無料版)をパソコンにインストールする手順
Scratchってなに?
マインクラフトと並んで知っておきたいのが、Scratchと呼ばれる子供向けのビジュアルプログラミング言語です。
こちらは、小さい子でもPCで視覚的にプログラミングを学ぶことができると、今とても話題になっています。
そもそもビジュアルプログラミング言語とは、通常のプログラミングと違い、視覚的な表現を用いてコンピューターに実行させる言語のことで、複雑な知識を必要とせずに覚えることができます。
このScratchは分かりやすいように、ブロックを積んでいくことで動作するプログラムを作る形になっています。
スクリプトと呼ばれる中に色んな種類の動作の指示があり(色や形で分かりやすくなっている)、それらのブロックの積み重ねによってプログラムを作ります。
ブロックの積み方次第で即座にキャラクターに動きが反映されて、とても分かりやすくなっていることが子どもに人気の秘密です。難しい説明文を読むよりも、見て分かる色や形で理解を深めることができるので、自然とプログラミングに対する楽しさが芽生えます。
それこそがScratchの最大の魅力で、これからのIT教育をしていく上でピッタリの教材だといえます。
マインクラフトとScratchは組み合わせ可能
子どもだけでなく、大人もはまるマインクラフトですがプログラミング言語との連動が可能です。
プログラミングの基本は、同じ動作を繰り返すことです。そしてマインクラフトは家やアイテムを作り出していく途中に木を切る、土を掘るということを繰り返し行います。
マインクラフト単体で使っている場合、キーボードやコントローラを操作しながら木をなんども切らないといけない。土を何度も掘らないといけないのですが、プログラミングと組み合わせることでこれらの一連の繰り返し作業などを組み立てて作っていくことができるのです。
子供向けのプログラミング言語であるScratchも対応をしているため、遊びながらプログラミングの基本を修得できるという訳なんです。
2020年の教育指導要領の改訂では小学校でのプログラミング教育が必須化されます。
それに対応するため、今から授業内でScratchを利用している学校も多いそうです。
参考サイト:マイクラで始めるプログラミング入門
まとめ
マインクラフトやScratchなどに見られるように、今は従来の「与えられたゲーム」から「自らが作り出していくゲーム」が人気になってきています。
それは、モノづくりを通して、自分の中に眠る無限の可能性を引き出すことにつながっていると思います。そしてそのことが、モノを生み出すことへの喜びや自信とつながり、これからの社会に影響を及ぼしていくのだと思います。
これからはIT社会になってくるので、子どものうちから少しずつプログラミングになれるこのソフトは本当にすごいと思います!
最近では、小学生からプログラミングを覚えるため、プログラミング教室まで開催されているほどなので、是非とも一度お子さんと一緒に体験してみてください♪