みなさんは旧国立銀行券というものをご存知でしょうか。
もしかしたら教科書などでご覧になったことがある方もいらっしゃるかもしれません。
今回はそんな旧国立銀行券について歴史やその価値、種類などを中心に説明していきます。
旧国立銀行券ってどんな銀行券なの?
旧国立銀行券は1872年に作成された兌換銀行券です。
兌換銀行券というのは、お金の額面に対し発行人がいつでも正貨と引
き換えるということを確約した銀行券のことです。
つまりは金や銀など実際に価値を持つものとの引換証のような働きをします。
昔は本当に金や銀を交換していたのですが、管理が大変なことや重さがあることから、金銀の引換証そのものが価値を代弁するようになりました。
また、そういった引換証の類は銀行券に変わり、兌換銀行券という形に落ち着いたのでした。旧国立銀行券には5種類の価格が存在します。
また、それぞれの表裏のデザインも異なりますので、バリエーションがあります。
あまり出回っていないということと、兌換銀行券であったということもあり、歴史的価値が高く、非常に人気のある紙幣です。
旧国立銀行券の種類と価値について
旧国立銀行券は、20円、10円、5円、2円、1円の5種類が存在します。
旧国立銀行券20円は、表面が素戔嗚尊と八岐大蛇、裏面が古代神話の絵になっているのが特徴です。
この旧国立銀行券20円券は流通数が極端に少なく、極美品は20,000,000円ほどで取引された記録があるほどです。
それだけ歴史的価値やレアリティが高い銀行券ということなのでしょう。
続いて旧国立銀行券10円は表面のデザインが神楽演奏、裏面のデザインが神功皇后征韓となっている旧国立銀行券です。
日本らしい文化と戦争の歴史をモチーフにした貨幣ということですね。
こちらも非常にレアリティが高く、その10,00,000円ほどでとりひきされているようです。
旧国立銀行券5円は表面が田植えのデザイン、裏面は富士山と橋が描かれています。
この旧国立銀行券5円は民衆の暮らしを表しているということがわかりますね。
こちらも極美品が250万円という破格で取引されたという記録を持っています。
旧国立銀行券2円は表面は新田義貞と児島高徳、裏面を宮城がデザインされています。こちらの価値は極美品で1,200,000円と、少し手に入れやすくなってきましたね。
最後に旧国立銀行券1円をご紹介しましょう。
旧国立銀行券1円は表面のデザインが田道将軍、裏は元寇の役になっています。これは戦争の歴史を表したものですね。
極美品ともなると700,000円ほどで取引されたという記録もあります。このように、旧国立銀行券は全体的に価値があるものです。
そのニーズやレアリティも高く、もし見つけたなら破格の値段で取引されることでしょう。もしかしたらあなたの家のタンスにも眠っているかもしれません。探してみてくださいね。
旧国立銀行券はどこで売れるの?
旧国立銀行券を売却することを考えているのなら、
売却を希望しているなら古銭取り扱いショップやインターネット上のオークションサイトやフリーマーケットサイトなどを利用するという方法が挙げられます。
それぞれのサービスにはメリットとデメリットがあるので、そこは気をつけなくてはならない点です。
例えば、古銭取り扱いショップのメリットとしては、その場で鑑定してもらうことができることや、その場で買い取ってもらうことができることなどの手軽さ、信用性があります。
実際に古銭の価値に全く知識がない方でも古銭取り扱いショップに行けば正確にその価値がわかることが多いと言えます。
一方、デメリットとしては実際に足を運ばなくてはならない点や、店舗によって買取価格にばらつきがあるので一番高く買い取ってもらうにはいくつかのショップを回らなくてはならないなど、労力がかかる点です。
オークションやフリーマーケットサイトを利用する場合も出品前に買取査定額を知っておくためにも、査定依頼することをおすすめします。
オークションサイトやフリーマーケットサイトを利用する場合は手数料なども考えて利用するようにしましょう。
旧国立銀行券 まとめ
旧国立銀行券の種類やその価値についておわかりいただけましたでしょうか。旧国立銀行一つをとっても様々な種類がございます。
その売値にびっくりされた方も多いのではないでしょうか。
このように、古銭はその中にさまざまな歴史や価値を潜めています。
古銭を手放すことを考えた場合、どの方法を使う場合も専門の鑑定士による価値に確認をすることをお勧めします。
当サイトでご紹介をしている古銭買取業者は無料で査定ができますので、まずは査定をおこなってお手持ちの古銭の価値を確認してみましょう。