古金銀とは読んで字のごとく、古い金貨や銀貨の総称を指します。
古い金貨や銀貨はいろいろありますが、江戸中期以降、明治時代に作成されたもののことを古金銀と指すようです。
今回はこの古金銀の歴史やその価値、種類などと合わせてその買い取り相場などみていきましょう。
古金銀って何?
古金銀とは、江戸中期、明治時代に作成された金貨銀貨のことなのですが、特に通貨が新しくなっても改鋳されずに残ったもののことを古金銀と呼ぶようです。
古金銀には様々な種類があるのですが、大抵の古金銀の形状は長方形であることが多いです。
古金銀の種類と価値について
古金銀にはいろいろな種類があります。
例えば古金の一例として挙げられるのが慶長一分金と呼ばれる金貨です。
慶長一分金は江戸時代の1601~1695年の間に流通した金貨の一つで、重さは4.42グラムほどです。
1慶長一分金は00,000円から300,000円以上もの値段がつくことがあるようです。
次の例としては、宝永一分金と呼ばれるものです。現存するものが少ないと言われており、高い買取価格が見込める金貨の一つです。
1710年から1714年の間に製造され、重さは2.33グラムほどです。乾という時代を象徴する文字が彫り込まれているのも特徴の一つです。
宝永一分金の売却価値は100,000円から150,000円ほどであると言われています。
享保一分金と呼ばれる貨幣は1716年から1736年の間に製造された金貨です。重さは4.43グラムと少し重く、享保の改革の際に発行されたことでも有名なものです。
享保一分金買取価格は50,000円ほどになります。
元文一分金と呼ばれる金貨は大量に製造されたということでも有名なものです。
1736年から1818年という比較的長期間に製造された金貨です。
重さは3.25グラムほどです。大量に製造されたため作りが少し粗いことも特徴の一つです。
元文一分金は15,000円から20,000円など、比較的手に入れやすい値段での取引が目立ちます。
この他にもたくさんの金貨、一分金に限らず二分金や一朱金などがあります。
銀貨の例としては古南鐐二朱銀などが例として挙げられます。
この古南鐐二朱銀は1772年から1824年に流通したもので、重さは10.19グラムほどです。
47,500,000枚作られたと言われています。
多く作られた銀貨の場合、買い取り額が低くなってしまうのですが、古南鐐二朱銀は30,000円から40,000円ほどと高めの印象があります。
新南鐐二朱銀と呼ばれる銀貨は、1824年から1830年に利用された次の世代の銀貨です。重さは7.53グラムと軽くなり、60,000,000枚作成されたと言われています。
そのためか売却価値は少し下がり、10,000円から25,000円程度が相場のようです。
文政南鐐一朱銀と呼ばれる銀貨は、1829年から1837年に発行されたと銀貨で、重さは2.63グラムです。表面に以十六換一兩と記されているのも特徴の一つです。
古金銀を売却したいなら?
古金銀を売却したいなら古銭取り扱いショップやインターネット上のオークションサイトやフリーマーケットサイトなどを利用するという方法が挙げられます。
それぞれのサービスにはメリットとデメリットがあるので、そこは気をつけなくてはならない点です。
例えば、古銭取り扱いショップのメリットとしては、その場で鑑定してもらうことができることや、その場で買い取ってもらうことができることなどの手軽さ、信用性があります。
実際に古銭の価値に全く知識がない方でも古銭取り扱いショップに行けば正確にその価値がわかることが多いと言えます。
一方、デメリットとしては実際に足を運ばなくてはならない点や、店舗によって買取価格にばらつきがあるので一番高く買い取ってもらうにはいくつかのショップを回らなくてはならないなど、労力がかかる点です。
オークションやフリーマーケットサイトを利用する場合も出品前に買取査定額を知っておくためにも、査定依頼することをおすすめします。
オークションサイトやフリーマーケットサイトを利用する場合は手数料なども考えて利用するようにしましょう。
古金銀 まとめ
古金銀にはいろいろな種類があり、その歴史的価値、売却価値ともに高いことがおわかりいただけましたでしょうか。
古銭を手放すことを考えた場合、どの方法を使う場合も専門の鑑定士による価値に確認をすることをお勧めします。
当サイトでご紹介をしている古銭買取業者は無料で査定ができますので、まずは査定をおこなってお手持ちの古銭の価値を確認してみましょう。