慶長小判と呼ばれる小判のことをご存知でしょうか。
もしかしたら教科書などでお目にかかったことがある人がいるのではないでしょうか。
今回はこの慶長小判についてその特徴や歴史を踏まえつつ、その売却価値や売却ほうほうなどについて説明いたします。
慶長小判ってどんな小判なの?
慶長小判は1601年ごろ、江戸時代初期に流通したと言われている古銭です。
小判一枚で一両として計上されています。
デザインとしては表面は、タガネによる茣蓙目が刻まれ、上下に桐紋を囲む扇枠があります。
中央上部に壹两下部に光次の印が刻まれているのが特徴の一つです。
また、裏面は中央に花押下に小判師と吹所の験極印が刻印されているといったデザインになっていることでしられています。
慶長小判には金が86.28パーセント含有されており、小判自体の金としての価値も非常に高いものとされててるのに加え、その歴史的価値も相まって非常に価値のある小判であるとされています。
慶長小判にはどんな種類があるの?その買取価格は?
慶長小判は何種類か存在します。
一つづつご紹介しましょう。まずは駿河墨書小判と呼ばれる種類の慶長小判です。
駿河墨書小判
駿河墨書小判は横幅が広い楕円形になっており、1,000,000円ほどの取引価格が見込めます。
武蔵墨書小判
武蔵墨書小判と呼ばれる種類の慶長小判は、縦長になっているのが特徴です。これもまた1,000,000円ほどの取引価値が見込めることがわかっています。
慶長古鋳小判
慶長古鋳小判と呼ばれる種類の慶長小判はU字型のタガネで線が掘られているのが特徴です。
こちらも売却価値は1,000,000円ほどになります。慶長一分判と呼ばれる小判は慶長小判の1/4の質量で作られた小判です。
形は長方形で、その取引価格は100,000円から500,000円ほどであると言われています。
慶長二分判
慶長二分判と呼ばれる慶長小判の1/2の大きさで作られた小判もあります。
この慶長二分判に関しては現存を確認できていないため、買取価格は不明となっております。
八両判
八両判と呼ばれる小判の8倍ほどの質量のある大きな慶長小判も存在しています。
大判ほどの大きさでなんと縦が14センチメートル前後もあるのです。これも現存が、確定していないためその価値は計り知れません。
額一分判
額一分判と呼ばれる長方形の慶長小判もあります。取引価値は100,000円から200,000円ほどであると言われています。
丸一分判
丸一分判と呼ばれる円形の小判もあります。
これも現存が確認できておらず、売却価値が計り知れないとのことです。
このように、慶長小判一つとっても様々な種類があることがわかります。
また、どの古銭にも言えることとして古銭の状態が大きく買取価格に対して影響して来るということです。もし慶長小判を持っているのなら、それ以上傷つけたり汚したりすることがないように細心の注意を持って保管することをおすすめします。
もし汚れていたりした場合は売却前に軽く汚れを落としておくのもおすすめです。しかしながら薬品などを使った過度な洗浄は逆に価値を落としてしまうことに繋がりますので、しないほうが懸命と言えるでしょう。
慶長小判はどこで売ればいいの?
慶長小判に限らず、古銭を売却しようと考えているなら
古銭取り扱いショップやインターネット上のオークションサイトやフリーマーケットサイトなどを利用するという方法が挙げられます。
それぞれのサービスにはメリットとデメリットがあるので、そこは気をつけなくてはならない点です。
例えば、古銭取り扱いショップのメリットとしては、その場で鑑定してもらうことができることや、その場で買い取ってもらうことができることなどの手軽さ、信用性があります。
実際に古銭の価値に全く知識がない方でも古銭取り扱いショップに行けば正確にその価値がわかることが多いと言えます。
一方、デメリットとしては実際に足を運ばなくてはならない点や、店舗によって買取価格にばらつきがあるので一番高く買い取ってもらうにはいくつかのショップを回らなくてはならないなど、労力がかかる点です。
オークションやフリーマーケットサイトを利用する場合も出品前に買取査定額を知っておくためにも、査定依頼することをおすすめします。
オークションサイトやフリーマーケットサイトを利用する場合は手数料なども考えて利用するようにしましょう。
慶長小判まとめ
慶長小判一つをとっても様々な歴史があります。
古銭を手放すことを考えた場合、どの方法を使う場合も専門の鑑定士による価値に確認をすることをお勧めします。
当サイトでご紹介をしている古銭買取業者は無料で査定ができますので、まずは査定をおこなってお手持ちの古銭の価値を確認してみましょう。