ヨガをすると「自律神経が整う」と言われています。
最近では、腸活・睡眠など色々なところで自律神経を整えることが大切と言われていていますが、自律神経っていったいなんなのでしょう?
自律神経とは私達の意思と関係なく働いて、体をコントロールしてくれる神経なんです。
自律神経が整い、良い状態であれば体の調子は良くなります。
体の調子が良いと、心の調子もよくなりますよね。
ヨガを続けていると心が豊かになると言われていますが、自律神経が整えられるところにもその理由があるのかもしれません。
自律神経っていったいなんなのか?自律神経が乱れてしまったらどんなことが起こるか?を知って自律神経を整える大切さを確認しておきましょう。
自律神経とはいったいなに?
人間の神経には自らの意思で働く神経と、自らの意思とは関係なくは働く神経があります。
自律神経は自らの意思と関係なく働く神経であり、「交感神経」と「副交感神経」の2つに分かられます。
- 交感神経・・・活動するための神経
- 副交感神経・・リラックスするための神経
私たちの身体は「活動=緊張」と「リラックス」という自律神経によりコントロールされています。
交感神経と副交感神経は必要に応じて、どちらかが優位に立ち私達の活動を支えることになります。
どちらの活動が強すぎても、弱すぎても良くありません。
どちらもバランスよく働くことが理想です。「適度の緊張」と「リラックス」がある状態が私たちの身体には「ちょうどよい状態」ということになります。
例えば、日中の活動にやる気が出なくてだるい・・と言う場合は、交感神経が優位に働かなければいけないところ副交感神経が優位にたってしまっている。
夜、寝ることができないのは、副交感神経が優位に働かなければいけないところ、効果神経が優位にたってしまっているのです。
心も身体も不調になる自律神経の乱れ
自律神経が乱れると具体的に下記のようなことが起こります。
- 更年期障害の悪化
- 月経前症候群
- 疲れ・だるさ・冷え
- 免疫力の低下
- 便秘・太りやすくなる
自律神経は私達の感情にも大きく関わる神経です。
興奮したり、落ち込んだり・・・そいうった感情により自律神経が乱れることで、体の各機能が良い状態で働かなくなってしまいます。
そのため、体の不調が生じてしまうのです。
自律神経を整えるにはどうする?
自律神経を整える時には副交感神経、つまり「リラックス」することを意識するのです。
交感神経は刺激を受けやすく働きやすいのですが、副交感神経は交感神経に比べると働きににくいため意識をして副交感神経を刺激することで自律神経が整います。
呼吸法
自律神経を整える方法は色々あります。睡眠・食事・運動など様々ですが、その中でも最も手軽な方法が「呼吸」です。
何かがきっかけでイライラしてしまったり、焦ってしまったりしたときは交感神経が過度に働いています。落ち着くには副交感神経の働きが必要になります。
大きく吸い、時間をかけて吐くを繰り返すことで副交感神経が高まります。イライラや心の焦りなどを落ち着かせてくれるのです。
適度な運動
自律神経は背骨から各内臓につながり、働きをコントロールしています。
緊張をした背骨をゆるめることで、自律神経を整える働きがあります。背骨をゆるめるには背骨をねじるなどの簡単な動きを行います。
また、力を入れて力を抜くという筋弛緩法なども副交感神経を高める働きをします。
食事
腸が不要物である便を押し出す動きをぜん動運動と言います。
ぜん動運動を行うには副交感神経が必要です。腸の働きを良くする食物繊維などを意識して食事をすることによりぜん動運動が起こりやすくなり、副交感神経も活発になることになります。
自律神経を整えて心身共にハッピーに
自律神経は私達の心と体に大きく働きます。でも、自律神経はちょっとした刺激で乱れやすいのです。
ドキドキしてしまったり、心が不安になってしまったり・・・生活をしていると心が乱れることってたくさんありますよね。
その時、自律神経は乱れてしまっているのです。
自律神経を整える方法を知っていると、心を落ち着かせることができるので豊かな考え方にもつながります。
また、心だけでなく自律神経は体の作用にも大きく関わりますので、健康にもつながるのです。
ヨガには自律神経を整える要素が多く含まれています。ヨガで自律神経を整えて、心とからだを良い状態にしていつもハッピーでいたいですね。