皆さんは板垣退助100円紙幣という紙幣をご存知でしょうか。
もしかしたら歴史の資料集などで見たことがあるという方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、この板垣退助100円紙幣について歴史について、またその価値などを説明していきたいと思います。
モデルなってる板垣退助ってどんな人なの?
板垣退助は、1837年に土佐国高知城下中島町で生まれました。
家柄は武田信玄の重臣の家系で、悪いものではなかったといいます。幕末になると、1856年には四ヶ村の禁足を命じられ、神田村に住むこととなりました。
この際に身分の低い住民と触れ合う機会を得たといいます。
その後なんとか家督相続をし、1861年には江戸留守居役兼軍備御用にアサインされ江戸へ出向することとなりました。
1862年には尊皇攘夷論を唱え、時代を織りなす尊皇攘夷に加わっていくこととなります。1865年にはオランダ式騎馬術を学んだそうです。
板垣退助は土佐藩の人間としては珍しく、武力による倒幕を主張していた人間です。
このような流れから板垣退助は薩土密約を締結します。これは薩摩藩と土佐藩で協力して武力倒幕をしようという密約です。
こうして板垣退助の活躍もあり、時代は戊辰戦争の時代へと移ってゆくのです。戊辰戦争では土佐藩兵を率いて参謀として活躍しました。
板垣退助の参謀としての能力は非常に優秀であり、これによりかの新選組を撃破することとなりました。
また、板垣退助の評価できる点はこれだけではありません。東北戦争では三春藩を無血開城させ、被害を最小限に抑えました。公正性にも重きをおいており、旧幕府側の人間の名誉回復に尽力し、もともとどちらの味方であったかで評価に差別が出ないようにしました。
1869年には木戸孝允、西郷隆盛、大隈重信と共に参与に就任します。1873年には征韓論などを推し進め、自由民権運動などを主導してゆくのです。板垣退助が紙幣になるほど評価された原因の一つは、こういった現代の自由民権を獲得するための運動を主導したというところにもあるでしょう。
五箇条の御誓文を根拠に板垣退助は自由民権運動を主導してゆきます。彼の「板垣死すとも自由は死せず」という言葉はあまりにも有名です。
板垣退助100円紙幣ってどれくらいの価値があるの?
板垣退助100円紙幣は現在でも使うことができます。
それ故に板垣退助100円紙幣には100円相当の価値しかありません。
しかし、そんな板垣退助100円紙幣の中にも高額で取引されるものもあるのです。
それはエラープリントや珍番号と呼ばれる種類の紙幣です。エラープリントというのは、お札を刷る段階で何らかの事故が起こり、正常な柄が印刷されなくなってしまった紙幣のことです。
こういった紙幣は高く売れる傾向にあります。また、珍番号というのは、お札の発行番号のうち、ゾロ目であったり階段状であったりなど、珍しい配列を持っているもののことです。
こういった珍番号の紙幣についても高値で取引される傾向にあります。
このように、板垣退助100円紙幣の中にも注意してみると高い価値を持っているものがあります。自分で見てもわからない!といった方は鑑定に出してみることもおすすめです!
板垣退助100円紙幣ってどこで売ればいいの?
板垣退助100円紙幣を売却することを検討しているなら、
古銭取り扱いショップやインターネット上のオークションサイトやフリーマーケットサイトなどを利用するという方法が挙げられます。
それぞれのサービスにはメリットとデメリットがあるので、そこは気をつけなくてはならない点です。
例えば、古銭取り扱いショップのメリットとしては、その場で鑑定してもらうことができることや、その場で買い取ってもらうことができることなどの手軽さ、信用性があります。
実際に古銭の価値に全く知識がない方でも古銭取り扱いショップに行けば正確にその価値がわかることが多いと言えます。
一方、デメリットとしては実際に足を運ばなくてはならない点や、店舗によって買取価格にばらつきがあるので一番高く買い取ってもらうにはいくつかのショップを回らなくてはならないなど、労力がかかる点です。
オークションやフリーマーケットサイトを利用する場合も出品前に買取査定額を知っておくためにも、査定依頼することをおすすめします。
オークションサイトやフリーマーケットサイトを利用する場合は手数料なども考えて利用するようにしましょう。
板垣退助100円紙幣 まとめ
板垣退助100円紙幣一つをとっても様々な歴史があります。
板垣退助100円紙幣の場合、倒幕運動と自由民権運動でしたね。背景にあるストーリーを楽しみながら、お札になった偉人を敬いましょう。
古銭を手放すことを考えた場合、どの方法を使う場合も専門の鑑定士による価値に確認をすることをお勧めします。
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