肥満児の割合は、昔に比べ、増えてきているそうです。10人に1人ぐらいの割合だそうですよ。子をもつ親としては、他人事じゃないですよね。
でも我が子にはすくすく成長してほしい。どれぐらい太ってると肥満なの?
肥満児になる原因って?肥満児にならない食事法などあるの?
…などの疑問にお答えできれば、と思います。
肥満児になってしまう原因とは?
まず、肥満児の定義ですが、身長に対する標準体重より、20%以上、体重が重い場合、肥満児となるようです。
しかも、子供の頃に肥満児だった人の約70%は、成人しても、肥満のままなんだそう。
肥満で何がいけないって、病気にかかるリスクが大きくなってしまうんです。
高血圧や糖尿病、高脂血症、脂肪肝などの生活習慣病にも、子供時代からかかってしまうこともあるそうです。
大人になってからでも、生活習慣病には気を付けたいのに、それが子供の頃からかかってしまうなんて…。親としては、なんとしてでも阻止したいですよね。
実は親が肥満だと、子供も肥満児になる確立が上がるそうなんです。
遺伝ももちろんありますが、何より生活習慣が遺伝よりも大きく関わってくるそうです。
ということは、やはり親の心がけ次第で、我が子が肥満児にならないようにすることができる、ということです!
では、肥満児になってしまう原因を探っていきましょう。
偏食である
偏食といっても、ここでは度を過ぎたものを指します。ピーマンがきらいで~とかの、
嫌いな食材を少し残してしまう、というレベルではなく、
- 晩御飯の代わりにお菓子だけ
- おかずや野菜を全然食べず、ごはんやパン(炭水化物)のみ
- 飲み物は、常にジュース(お茶は飲まない)
という感じのものです。
あ、でもこれも習慣のものなので、例えば1日だけ、出掛けていて食べ物に野菜が
なかった、とか、飲み物はジュースしか飲まなかった、というぐらいでは肥満には
つながらないと思います。これが、日常になったら、という話です。
やはりバランスよく、というのが重要なんですね。
運動不足
これは深刻な問題です。昔に比べると、毎日外であそんで…というのも、減っている気がします。
気軽に遊べる公園も減っている、子供達だけでしっかり身体を動かすことのできる
場所が減っている、などの環境的な問題や、
習い事がたくさんあって遊びに行けなかったり、遊んだとしても家の中でのゲームが
遊びの主流になっていたり。
どんどん、子供達が外で身体を動かす機会が減ってしまっています。
食欲旺盛な子供の場合、しっかり食べたぶん、身体を動かせば
消費されますよね。その消費が少なくなれば、やはり太ってしまう確立は上がります。
規則正しい生活を送れていない
質のいい睡眠は、子供達にとってとても大切なものです。でも、メディアなどの
普及で、寝る時間が遅くなっていたり、不規則にお菓子などを食べてしまっていた
場合、消化するのにも胃に負担がかかってしまい、結果、太ることに繋がっていって
しまいます。
この原因のうち、肥満に最も大きく関係してくるのは…やはり食事です!!
予防しよう!肥満児にならない為の食事法!
肥満児になってしまう前に。親の心がけ次第で、子供の食生活は大いに変わります!
逆に言えば、子供の頃の肥満は親の責任でもあるのです。
でも難しくはありません!少しのことを決めるだけでも、効果は出てくるはずです!
おやつの時間は決める
子どもが欲しいがままにあげてはいけません。きちっと量と時間を決めるだけで、
食生活は大いに変わります。おやつを制限すると、ごはんをしっかり食べてくれる、
という利点もあります。
しっかり噛んで食べる
早食いをしてしまうと、満腹中枢への司令が遅れてしまい、つい食べすぎてしまいます。
子供の場合だと、○回噛もうね、と声をかけながらがいいかもしれませんね。
バランスよく食べる
基本中の基本ですが、なかなか難しいですよね?特に、好き嫌いのある子の場合…。
そういった場合、1日トータルで考えるといいかもしれません。
昼ご飯のメニューがあまり好きじゃなく、ごはん多目で野菜が少なくなってしまった
けど、そのぶん夜ご飯に、大好きなトマトサラダを食べる、とか。
いろんな食材で、栄養を取るのが1番ですが(毎食)、それが無理な場合、タンパク質やビタミンなどの五大栄養素を、必ず1日のどこかで取る!としたなら、少し気を付ければ絶対できるはずです。
肥満児にさせないために、親も努力を!!
我が子が食べたい!と欲しがれば、親としては何でもあげたくなってしまいます。
でもそこは家庭のルールを決めて、あげすぎない努力をしましょう。
もしおじいちゃんおばあちゃんが近くにいたら、協力してもらうようにしましょう。
孫にはどうしても甘くなってしまうので。母子手帳にも平均体重は載っていますので、参考にするといいですね。