子どもはすぐに鼻血を出しませんか?「興奮して鼻血が!」「ぶつかって鼻血が!」「転んで鼻血が!」「のぼせて鼻血が!」等、気が付いたら鼻血出てる!!なんてことはありませんか?
とりあえずティッシュを鼻に詰め込んで、上向いて首トントンしてみたり。首の後ろを冷やしたり。鼻血が出たときに上を向いたら、血がのどに行ってしまって良くないとか言われてもいますよね?実際は何が正解なのでしょう?
自分で正しいと思って処置しても、なかなか鼻血が止まらない。なんてこともあるのではないでしょうか。
実際はどうすればいいのか、これから説明します。
子どもが鼻血を出してしまったらすぐ出来る応急処置とは
まずは子どもを落ち着かせましょう。それから、
- 体を起こして下を向く
- 鼻をしっかりつまむ(15分程度)
以上です。
ティッシュも保冷剤も何もいらないのです。
気を付けることは、鼻の穴を完全に塞ぐようにつまみ、鼻血を飲み込ませないことです。
子どもの鼻血のほとんどは、鼻の中にある細かい血管が傷ついて出るもの。傷つきやすい場所なので、鼻血が出やすいみたいですね。
他に出来ることは、涼しい場所に移動したり、冷たいタオルを鼻にあててあげると良いです。
[st-kaiwa-491]鼻の穴にティッシュを突っ込むと、それを取る時に治りかけた細かい血管がまた破けてしまうので良くないそうです。[/st-kaiwa-491]
子どもがよく出す鼻血の種類
子どもの鼻血の約80%は安全な鼻血と言われています。
何故かというと、子どもの鼻の粘膜は弱く、すぐに出血してしまうものなのです。普段の鼻血がどのような原因で出血するものなのか、知っておくといいですよ。
鼻をよくいじっている
鼻をよくいじったりする子どもは、鼻をいじりすぎて鼻の粘膜が傷つけられて出血するものがおおいです。
傷ついた鼻の粘膜が治りかけているところを、無意識に刺激してしまい、また傷つけてしまう。同じ鼻の穴からの出血になるので、鼻血が出るたびに止血してあげましょう。
アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎をもっている
これは耳鼻科に診てもらわないとわからないのですが、鼻がムズムズするためにいじってしまい、鼻の粘膜が傷ついて出血します。
気温、のぼせ、興奮
鼻の中の血液の量が、一定量を超える、鼻の粘膜が破けて出血が起こります。
鼻血がなかなか止まらない時の対処法
20~30分止血を行っても止まらない鼻血があったら要注意!
動脈性出血といい、大量に鮮やかな血が出血する鼻血があります。この鼻血の場合は、すみやかに耳鼻科咽喉科か小児科の病院に行きましょう。
病院に行くまで、子どもにしてあげられることはあります。
鼻をしっかりつまみ(止血作業)、うつむいた姿勢のまま(鼻血を飲み込んでしまわないように)病院に向かってください。
まとめ
子どもは鼻血を出しやすいもの。慌てずに観察し、処置をしてあげましょう。適切な処置をしてあげれば必ず止まります。
しかし、20分以上止血しても止まらない鼻血は、病院に行くようにしましょう。
また、頭や顔面を強く打った後などの鼻血は迷わず病院での診察をお勧めします!