元禄小判についてご存知でしょうか。
もしかしたら教科書の小判の例の図表などで目にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
元禄小判は1695年頃から流通していた古銭の一種です。現存する元禄小判が少ないことからその価値はかなり高いものだと言われています。
今回はこの元禄小判の歴史や種類、またその売却価値について説明していきます。
元禄小判ってどんな古銭なの?
元禄小判の発行は1695年頃から始まったとされており、製造枚数は14,000,000枚ほどとされています。
この小判一枚で一両の価値を持ち、おそらくみなさんが小判と聞いて想像するものと同一の形状をしています。
具体的に上げると、表面にはたがねによって茣蓙目が刻まれています。上下にら桐紋を囲む扇枠、上部分には壹两、下部分には光次と刻印がされているのが特徴です。
裏面中央には花押が、花押の左には元の字が刻印されていることで知られています。
いままでの小判の金の含有量が15グラムほどであったのにたいし、この元禄小判に関しては10グラムと軽量化されました。
この時期の幕府は財政難であったため、このように小判自体の質量を改変することで財政難から逃れようとしたのでした。
その結果深刻なインフレーションを引き起こしてしまい、この元禄小判の価値は下がっていってしまいました。
実際にそれまでの小判と比べて元禄小判の金の含有量は少なく不評であったそうです。
詳細情報としての大きさは、縦が710ミリメートル、横が380ミリメートルほどの小判だそうです。徳川時代2番目の効果としての名も有名なものです。
元禄小判ってどのくらいの価値があるの?
元禄小判は現存するものが非常に少ないことでも有名な小判です。
その売却価値は約2,000,000~25,000,000円であると言われています。
金の含有量は低いと言われていますが、プレミア価値がありますのでこのような高い価格となっております。
このように、元禄小判の価値は非常に高いものとされています。古銭の価値はその状態に深く依存するので、もし発見した場合にはそれ以上傷つけたり汚したりすることがないよう細心の注意を払って扱わなければなりません。
そうすることで買取価格を下げることを防ぐことができるのです。
もし発見した場合にはきれいな布で汚れを拭きとり、ジップロックなどに密閉して保存することが応急処置的な保存法となります。
インターネットの一部で使われているお酢や醤油などを使った洗浄法は、コインの価値を著しく下げてしまいますので避けることをおすすめいたします。また、コインを薬品などを使って磨くことも、古銭であることの価値を下げてしまいます。
元禄小判の売却を考えているなら
元禄小判を売却したいならどうすれば良いか、その答えをお教えしましょう。
売却を希望しているなら古銭取り扱いショップやインターネット上のオークションサイトやフリーマーケットサイトなどを利用するという方法が挙げられます。
それぞれのサービスにはメリットとデメリットがあるので、そこは気をつけなくてはならない点です。
例えば、古銭取り扱いショップのメリットとしては、その場で鑑定してもらうことができることや、その場で買い取ってもらうことができることなどの手軽さ、信用性があります。
実際に古銭の価値に全く知識がない方でも古銭取り扱いショップに行けば正確にその価値がわかることが多いと言えます。
一方、デメリットとしては実際に足を運ばなくてはならない点や、店舗によって買取価格にばらつきがあるので一番高く買い取ってもらうにはいくつかのショップを回らなくてはならないなど、労力がかかる点です。
オークションやフリーマーケットサイトを利用する場合も出品前に買取査定額を知っておくためにも、査定依頼することをおすすめします。
オークションサイトやフリーマーケットサイトを利用する場合は手数料なども考えて利用するようにしましょう。
元禄小判まとめ
いかがでしたでしょうか。元禄小判は希少性が高く、非常に価値のある古銭であることがおわかりいただけましたでしょうか。
このように古銭には知れば知るほど面白い歴史や価値など、様々な魅力があるものです。
古銭を手放すことを考えた場合、どの方法を使う場合も専門の鑑定士による価値に確認をすることをお勧めします。
当サイトでご紹介をしている古銭買取業者は無料で査定ができますので、まずは査定をおこなってお手持ちの古銭の価値を確認してみましょう。