みなさんは日本銀行券A号券というものをご存知でしょうか。
もしかしたら教科書などでご覧になったことがある方もいらっしゃるかもしれません。
今回はそんな日本銀行券A号券について歴史やその価値などを中心に説明していきます。
日本銀行券A号券って何?
日本銀行券A号券は1946年から流通が始まった銀行券で、50円券、100円券、500円券、1000円券の4種類があります。
50円券のデザインは高橋是清という人物の肖像画
高橋是清という人物は昔の日銀総裁で、日本の経済を影から支えたことで有名な人物です。
100円券のデザインは板垣退助という人物の肖像画
板垣退助という人物はは自由民権運動の核となる人物で、板垣死すとも自由は死せずの文言がかなり有名な人物です。
500円券のデザインは岩倉具視という人物の肖像画。
また、岩倉具視という人物は日本の外交や政治に大きな貢献をした人物で、岩倉使節団は彼の名で有名です。
1000円券のデザインは聖徳太子という人物の肖像画がメインに使われています。
聖徳太子という人物は法隆寺を建設した政治家です。
大仏や日本に憲法や身分を導入したことで有名です。こういった人物が銀行券のデザインとして採用されているのは理にかなったことと言えるでしょう。
日本銀行券A号券は日本にとって大切な役割を果たした歴史上の偉人をモチーフに作成された貨幣だったのです。
日本銀行券A号券の価値はどのくらい?
残念ながら50円券である高橋是清50円紙幣は、そう高い買取価格ではありません。
流通した年代が近すぎることが主な原因ですが、美品でも2000円ほどの買取価格となってしまいます。
また、100円券である板垣退助100円紙幣は現在でも使うことができます。
それ故に板垣退助100円紙幣には100円相当の価値しかありません。
さらに、岩倉具視500円紙幣も現在も使用可能です。つまり価値は基本的には500円となります。
聖徳太子1000円紙幣も同様です。
しかし、そんな日本銀行券A号券の中にも高額で取引されるものもあるのです。
それはエラープリントや珍番号と呼ばれる種類の紙幣です。
エラープリントというのは、お札を刷る段階で何らかの事故が起こり、正常な柄が印刷されなくなってしまった紙幣のことです。
こういった紙幣は高く売れる傾向にあります。また、珍番号というのは、お札の発行番号のうち、ゾロ目であったり階段状であったりなど、珍しい配列を持っているもののことです。
こういった珍番号の紙幣についても高値で取引される傾向にあります。
このように、日本銀行券A号券の中にも注意してみると高い価値を持っているものがあります。
自分で見てもわからない!といった方は鑑定に出してみることもおすすめです。
日本銀行券A号券はどこで売却すればいいの?
日本銀行券A号券を売却することを考えているのなら、
売却を希望しているなら古銭取り扱いショップやインターネット上のオークションサイトやフリーマーケットサイトなどを利用するという方法が挙げられます。
それぞれのサービスにはメリットとデメリットがあるので、そこは気をつけなくてはならない点です。
例えば、古銭取り扱いショップのメリットとしては、その場で鑑定してもらうことができることや、その場で買い取ってもらうことができることなどの手軽さ、信用性があります。
実際に古銭の価値に全く知識がない方でも古銭取り扱いショップに行けば正確にその価値がわかることが多いと言えます。
一方、デメリットとしては実際に足を運ばなくてはならない点や、店舗によって買取価格にばらつきがあるので一番高く買い取ってもらうにはいくつかのショップを回らなくてはならないなど、労力がかかる点です。
オークションやフリーマーケットサイトを利用する場合も出品前に買取査定額を知っておくためにも、査定依頼することをおすすめします。
オークションサイトやフリーマーケットサイトを利用する場合は手数料なども考えて利用するようにしましょう。
日本銀行券A号券 まとめ
いかがでしたでしょうか。日本銀行券A号券には様々な種類があり、その背景には歴史的偉人が成し遂げた偉業があることをおわかりいただけましたでしょうか。
また、その価値は基本的には額面程度の価値しかありませんが、その歴史的価値は大きなものです。
古銭を手放すことを考えた場合、どの方法を使う場合も専門の鑑定士による価値に確認をすることをお勧めします。
当サイトでご紹介をしている古銭買取業者は無料で査定ができますので、まずは査定をおこなってお手持ちの古銭の価値を確認してみましょう。