食生活

幼児の食育に活かせる資格とは?

食育への関心が広がっている近年、幼児食への意識も変わってきていることをご存知ですか?

幼少期の食事は成長に直結するだけでなく、心の成長にも作用します。

そのような背景の下、最近では幼児食に関する資格が増えてきました。

今回は、その資格についてどんなものがあるのか、どういう場で活かせるかなどをご紹介したいと思います。

  

幼児の食育に役立つ資格とは?

「食」に関する資格はたくさんありますが、幼児食に関する資格は実はそれほど多くありません。

しかし、幼児期における食事はその後の成長に影響をもたらします。そこで、幼児食について詳しくなるために、また幼児の食育で役立つ資格の代表的な物を2つ調べてみました!

・幼児食インストラクター

1~6歳の幼児期における幼児食ですが、その幼児食の基礎知識、幼児期の発育・発達と食事の関わり、成長に合わせた献立の組み立て、栄養素の知識、病気やアレルギーなどの対処法など幅広い知識を学ぶことが出来ます。栄養面や献立の組み方、幼児食に関する知識を身につけられるので、幼児食に悩んでいるお母さんたちにアドバイスをし、安心して相談できる存在になれると思います。

この資格は、日本能力開発推進協会(JADP)が認定しているもので、資格取得の試験を受けるためには、この協会が指定する教育訓練校などでカリキュラムを履修しなければなりません。履修が完了できなければ試験の申し込みが出来ませんが、試験自体は郵送で」やり取りできる在宅タイプなので、自宅でテキストを見ながら落ち着いて試験が受けられます。

 

・食育インストラクター

日本食育インストラクター協会が認定している民間資格の食育インストラクターですが、食育の知識をより深めたいという方におすすめです!プライマリーといわれる初心者向けから、1級の指導者向けのレベルまでと資格を5段階に分けており、自分に合ったレベルで学ぶことが出来ます。1級では、「食育全般に関する幅広い知識と各テーマに対する専門知識を持ち、広く伝え、普及活動ができる」とあり、「食」に関する仕事をしている方に特におすすめです。

受講の仕方としては、プライマリーに関しては通信教育での受講となり、4級からは推進校に通学して受講となります。また、試験に関して、プライマリーは一定の内容の通信教育講座を修了することで得られることに対し、4級以上は筆記試験や実技試験を行います。階級が上がるごとに内容も難しくなりますが、「食」に関する知識をより一層深め活かしたいと思われる方にぜひともおすすめしたいです。

 

食育の資格はどこで活かせるの?

食育の資格自体は民間資格ですが、世間では注目されている資格でもあります。よって、食育に関する資格は活かす現場が増えています。では、実際にはどんなところで活かすことが出来るのでしょうか。その主な場所を調べてみました。

・教育の場

保育園や幼稚園などでは、食育が盛んに行われています。食育の資格を取得している講師の方が出向いたり、保育士の先生が資格を取得し、子どもたちに「食」に関する知識や体験を教えたりすることによって食育活動を行うことが出来ます。

また、普段は給食を作っている栄養士の先生が新たに食育の資格を取り、子どもたちに食育を行うところもあるそうです。その際は、実際に子どもたちと一緒に調理して、食材がどのようにできるか、どんな栄養が取れて身体を作ってくれているのかなど教えることが出来ます。

・講演会など公の場

親子で食育の知識を学びたいと思っている方のために、講演会を通して「食」の大切さ、「食」への興味を持ってもらうことが出来ます。親御さんには、幼児期の食生活がいかに重要な役割を果たしているのか、子どもには「食べることは楽しいこと」と思ってもらえるような食事の時間が家族で楽しめるような講演になると良いかもしれません。

・農業体験の場

食育は知識を学ぶだけではありません。実際に食材を育てることからも学ぶことが出来るということを伝えることが出来ます。土を耕し、種をまいたり、苗を植えたり、収穫するまで丹精にお世話をすることで美味しい野菜を作ることが出来るといった、一連の流れを体験することによって、食材を育てることの大変さ、生産者の方への感謝の気持ちを培えると思います。

 

その他にも、介護の場、美容の場、「食」にかかわる仕事の場など多くの場所でニーズが増えてきています。中でも、やはり幼児教育の現場での需要は特に増えているので、これからますます資格を活かせる場所が増えるかもしれません。

まとめ

現代の食事環境は、家庭環境の変化とともに大きく乱れています。

それは幼児期の食事である幼児食にも影響が出始め、幼児期の成長にも大きくかかわってきています。

それゆえ、昨今 保育園や幼稚園の多くで食育が盛んになってきました。しかし、食育といってもどのようなことを教えればよいのか分からないということで、食育に関する知識に詳しい資格を設け、活かされるようになりました。

その資格は、様々な場所でとても重宝されており、教育の現場だけでなく、普段の生活にも役立てられています。幼児の食事を作るとき、安心安全な食材を見分ける力、食事の時のマナー、季節ごとの料理など家庭で教えるときにもその知識が活かされるのです。家庭や教育機関など様々なところで、幼児への食育がされるように、食育の資格をどんどん知られていけばいいなと思います。

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