自閉症とは、先天性の発達障害です。
障害のせいで脳がうまく機能しなく、耳や目から入ってきた情報を整理し、認識することが苦手なのです。
自閉症の原因は、胎児の頃におこる中枢神経の異常だといわれています。
また、特徴的な自閉症の障害は主に、社会的欠如・コミュニケーション能力の欠如・想像力の欠如の3つです。
原因や兆候、具体的な症状について紹介していきます。
自閉症の赤ちゃんの原因は?兆候はある?
自閉症を発症する原因は、胎児のころに中枢神経になんらかの異常が発生し、脳に障害がおこることが原因だと考えられています。
医学的に、育て方や環境で自閉症を発症することはないということが証明されています。
自閉症は、3歳くらいまでは一般的に判断が難しいと言われていますが、兆候としては、以下のようなことがあげられます。
- 3ヵ月頃、ママ目を合わせようとしない、笑わない、抱っこを嫌がる。
- 6ヵ月頃、落ち着きがなく常に動いている。
- 1歳頃、言葉の理解や発語が遅い、呼びかけに反応しない、親や人の真似をしない。
- 2歳頃、言葉の遅れがさらに目立つ、普段と違うことをすると泣き叫ぶなど…
赤ちゃんの自閉症、どんな症状があるの?
自閉症と言っても様々な症状がありますし、自閉症が強い子もいれば、弱い子もいます。
3歳までに3つの能力障害が認められた場合、自閉症だと診断されます。
- 社会的欠如
- コミュニケーション能力の欠如
- 想像力の欠如
社会的欠如
一つ目は、相手と自分の関係性を理解できず、適切な行動をとることができない、社会的欠如。
周囲への関心があまりなく、目線が合わなかったり、一緒に遊ぶことができない。
もしくは、逆に知らない人に対して距離感がわからず、平気で話しかけるなど極端な関わり方をしようとします。
コミュニケーション能力の欠如
二つ目は、言葉の意味をうまく理解できない、コミュニケーション能力の欠如。
言葉の遅れや意味のない言葉を繰り返す、オウム返しなどがよくみられます。言葉が全くでない場合もあるようです。
また、話し相手と視線が合わせられない、もしくは逆に凝視してしまったりします。
想像力の欠如
三つ目は、臨機応変に動くことができず、自分の気持ちをうまく表現できない、想像力の欠如。
知らない場所やいつもと違う環境で興奮してしまったり、泣き続けてしまったりパニックに陥りやすいです。
まとめ
赤ちゃんの成長は個人差が大きいので、まわりの赤ちゃんより成長が遅れていると不安になってしまいますよね。
なかなか判断が難しく、3歳までに社会的欠如・コミニケーション能力の欠如・想像力に欠如が認められた場合にはじめて自閉症だと診断されます。
早期の治療により、障害を少なくすることが可能だと言われているので、気になる症状がある場合は、早めに病院や保健センターなどで相談しましょう。