にんじんジュースを飲もうと思っている方の中には、すでに主食を玄米にしたり、白米に混ぜたりしているかたは多いかもしれませんね。
玄米には白米にはない、ビタミンやミネラルや食物繊維がたくさん含まれているので体のためには是非取り入れたい食品です。
でも、知っていました?玄米は酵素を奪ってしまう特性があることを。
玄米に含まれる酵素抑制物質
玄米にはABA、アブシジン酸などの酵素抑制物質というものが含まれています。
名前の通り、体内に入ることで酵素を奪ってしまう性質を持っています。
なぜ、こんな性質をもっているのか。というと、玄米は「種」だからです。
種は自分を守っている
玄米をはじめとした種は、大きく成長するために種である間は自分を守ります。そのため、種である間に食べられてしまった場合は、その消化多くの酵素を使うようになっています。
酵素抑制物質は発芽によって無くなる
酵素抑制物質は種である間の自分自身を守るためにあるようです。そのため、いったん発芽をすると酵素抑制物質はなくなってしまいます。
つまり、発芽玄米なら酵素抑制物質はなくなっているんです。
健康のために、主食を玄米に変えるなら発芽玄米を選ぶことをお勧めします。
種の酵素抑制物質を無くすには?
玄米だけでなく、種には酵素抑制物質が含まれています。ただし、いちごやトマトなどの種には酵素抑制物質はふくまれていないそうです。
酵素抑制物質が含まれているもので、私達が良く食べるものは「大豆」です。
そう、豆類は種ですよね。
発芽玄米のように発芽大豆も売られていますが、そうではない場合はどうしたら良いのでしょうか?
- 12時間以上水に浸す
- 加熱する
- 発酵する
これらの作業で、酵素抑制物質はなくなってしまうそうです。
大豆は浸水後に加熱をしたり、お味噌や納豆も発酵させて作られていますので、酵素抑制物質は気にする必要はありません。
玄米を食べるには
玄米を食べる場合も、12時間以上水に浸す、加熱する、醗酵する のどこかをすれば酵素抑制物質がなくなりますので、玄米を炊くことで酵素抑制物質はなくなっていることになります。
では発芽玄米でなくても良いのでは?と思いますが、発芽玄米は芽がほんの少しだけでた状態の玄米です。そのため、これから大きくなろうと活性化されているので、玄米よりも栄養価が高くなります。
玄米を食べるなら、12時間以上水に浸した発芽玄米を食べると酵素が奪われる心配もなく、栄養価も高くなるということなのです。