キッチン用品

栓抜きがない時の代用品10選

飲み会やバーベキューなど、屋内・屋外を問わず、飲み食いで盛り上がる場面はたくさんありますね!

そんなときに出てきがちなのが、瓶ビールや瓶詰めのジュースなど。これらは栓を抜く必要があるわけですが、そのときになって急に、栓抜きがないことに気づく……なんてこともあるかもしれません。

慌てて買いに行ける状況ならいいのですが、キャンプなどではそういうわけにもいきませんよね。せっかくキンキンに冷えた飲み物が、絵に描いた餅になってしまったら、場の雰囲気も白けてしまいます。

しかし、焦ることはありません。

実は、栓抜きの代用品として使えるものは身近にたくさんあり、意外と簡単に解決することができるのです。

栓抜きの代用品の主なところを10個ほど、紹介していきたいと思います。

栓抜きの代用品 基本はテコの原理

代用品を一つ一つ紹介していく前に、それらの使い方の共通する部分について説明しましょう。

栓抜きの代用品を使う際には、ほぼすべての場合において「テコの原理」を用いることになります。

『栓抜き』が「テコの原理」を使っているのと同じですね。

代用品といっても何か変わったことをするのではなく、栓抜きと同じことをやって栓を開けるだけなわけです。

肝心なのは、力点・支点・作用点を用意できて、ある程度の硬さがあること。

ここさえ押さえておけば、基本的にはどんなものでも栓抜きの代用品になり得ます。

下記で紹介するもののほとんどは、自分の手を支点とするやり方になっているので、まずはそのことを覚えておきましょう。

利き手でないほうの手で栓のすぐ下を押さえておき、その指を支点として、代用品を栓に引っ掛けて、テコの原理で一気に開ける――というのが、具体的な動作です。

栓抜きの代用品として使わないほうがよいもの

まず先に、代用品として使わないほうがよいものを挙げておきましょう。例えば、指輪や鍵、キーホルダーなどです。

なぜこれらを使わないほうがよいかというと、栓抜きの代用品として使ったものは、傷がついたり、変形してしまうことがあり得るからです。

栓は結構頑丈なものなので、ギザギザの部分でダメージを負いかねないわけですね。なので、アクセサリーのような見た目が大切なものや、形が変わってしまうと困るもの、貴重なものは、栓抜きの代用品には向かないのです。

逆に言うと、そういう事情がないのであれば、本当に多くのものが栓抜きの代用品となります。では、その具体的な例を10個、ご紹介していきましょう。

栓抜きの代用品1:小銭

小銭は小さいですが、栓抜きの代用品として使うことができます。

屋内・屋外を問わず、その場にいる人間が誰も小銭を持っていない、ということはまずないでしょうから、正味この項目さえ覚えておけば解決ですね。

大きさなどから考えて、10円玉が最適ではないかと思われます。
  1. まず利き手でないほうの手で、栓のすぐ下を持ちます。
  2. それから利き手で小銭を横にして持ち、それを栓のギザギザの下に、少し食い込ませます。
    この時点で、上から「栓、小銭、利き手ではないほうの指」という並びになっていることを確認してください。
  3. 利き手ではないほうの親指を支点として、利き手で小銭を上に押し上げます。
これだけで、簡単に栓を抜くことができるでしょう。

栓抜きの代用品2:スプーン

スプーンも栓抜きの代用品として使うことができます。

やり方は上記の小銭とまったく同じです。

利き手ではないほうの手で栓のすぐ下を持ち、スプーンの口にする部分を栓のギザギザの下に食い込ませます。

そしてスプーンの柄を上に引き上げれば、それだけで栓は簡単に抜けてしまいます。

テコの原理を用いるわけですから、長いスプーンであるほどやりやすくなるでしょう。

栓抜きの代用品3:ハサミ

ハサミも栓抜きの代用品として使うことができます。

ハサミの使い方は二通りあります。

一つは、上記の小銭やスプーンと同じ方法。利き手ではないほうの手で栓のすぐ下を持ち、ハサミの刃を栓のギザギザの下に食い込ませ、柄を引き上げることで、栓を抜くことができます。

もう一つは、ハサミで栓を切っていくという方法です。ギザギザの部分を少しずつ切っていくと、だんだんと栓が緩くなっていき、最後には素手でも簡単に外すことができるのです。

どちらの使い方をしてもよいですが、ハサミ本来の使い方をするという意味では、二つ目の方法のほうがとっつきやすいかもしれません。

栓抜きの代用品4:ドライバー

ドライバーも栓抜きの代用品となり得ます。

だいたいご想像がつくかと思いますが、プラスドライバーよりもマイナスドライバーのほうが、栓抜きの代用品としてはより適しています。

やり方は、これまで説明してきた方法と同じです。

利き手ではないほうの手で栓のすぐ下を持ち、ドライバーの先を栓のギザギザの下に少し食い込ませ、柄を引き上げることで、栓を抜くことができます。

栓抜きの代用品5:ベルトのバックル

身につけているものでは、ベルトのバックルを栓抜きの代用品にすることもできます。

利き手ではないほうの手で瓶をしっかりと持ち、バックルの中に栓を入れ、ギザギザの部分に引っ掛け、引き上げるだけ。

これに関しては、これまでの方法と違って、自分の手を支点とする必要がありません。

形状からおわかりの通り、ベルトのバックルは栓抜きとまったく同じ使い方をすることができるのです。

ただし、すでにご説明した通り、栓抜きとして使うと傷がついてしまう恐れがあります。このやり方で栓抜きをする際には、多少傷がついても構わないベルトを使うようにしましょう。

買ったばかりのお気に入りのベルトを使うのは、控えておくのがよいと思われます。

栓抜きの代用品6:プルタブ

例えばキャンプをしているときに、プルタブの缶詰を開けたのであれば、そのプルタブを栓抜きの代用品として使うことができます。

まず、プルタブを缶から取り外し、栓のギザギザの下に引っ掛けます。

それからプルタブの穴に箸やペンといった棒状のものを通し、それを引き上げれば、それだけで栓は簡単に抜けてくれます。

栓抜きの代用品7:割り箸

割り箸が栓抜きの代用品になる、と聞くと「折れてしまうのでは?」と思う方もおられると思いますが、テコの原理さえしっかり実現できれば、意外と簡単に栓を抜くことができてしまいます。

まずは利き手でないほうの手で栓のすぐ下を持ち、利き手で割り箸の口にしないほうを栓のギザギザの下に引っ掛けます。

そのまま割り箸を上に引き上げれば、それでしっかりと栓を抜くことができます。

ただし、もろくなっているなどの理由で、まれに割り箸が折れてしまうこともあり得ますので、その点は注意してください。

栓抜きの代用品8:ライター

喫煙者の方はもちろん、そうでない方も、例えばアウトドアを楽しむ際には、ライターを用意していることが多いのではないでしょうか。

このライターも、栓抜きの代用品として使うことができます。

やり方は、これまで何度もご説明してきたものと同じです。

利き手ではないほうの手で栓のすぐ下を持ち、ライターのお尻のほうを栓のギザギザの下に当て、反対側を引き上げるだけ。

とても簡単ですが、すでに述べたとおり、ライターに傷がつく可能性がありますので、使い捨ての100円ライターなどで行うのがよいでしょう。

くれぐれもお気に入りの高級品では試さないようにしてください。

栓抜きの代用品9:タオル

あまりピンと来ないかもしれませんが、タオルを栓抜きの代用品として使うことも可能です。

  1. 少し濡らしたタオルの一辺を、栓のギザギザの部分に巻きつけます。
  2. そしてもう一辺(これが持ち手となります)をぐるぐると巻き、固くします。
  3. その状態で、瓶をしっかり押さえてタオルを引っ張り上げると、勢いで栓が抜けてくれます。

栓のギザギザでタオルが破れる可能性があるので、使い古した要らないものを用いるようにしてください。

栓抜きの代用品10:紙

そのままではペラペラと頼りない紙ですが、これを棒状に折っていくと固いものとなり、これを栓抜きの代用品として使うことができます。

やり方はこれまで紹介してきた方法と同じ。

利き手ではないほうの手で栓のすぐ下を持ち、利き手のほうで、棒状になるまで繰り返し折った紙を、栓のギザギザの下に当てます。
そして紙の反対側を引き上げると、固くなっている紙にテコの原理が働き、あっさりと栓を抜くことができてしまいます。

ただし、この方法を採るには、それなりの回数折った上で、ある程度の大きさの棒状を形成する必要があるので、折り紙のような小さい紙は適しません。
A4のコピー用紙などを使うとよいでしょう。

栓抜きの代用品まとめ

栓抜きの代用品を10個、ご紹介しました。

すでに述べたように、栓を抜くのに必要なのはテコの原理で、これさえ形にできるのであれば、どんなものでも代用品になり得ます。

あとは、身近にあるかどうか。そして、傷がついてもよいものであるかどうか。

それだけが注意点ですね。

栓というと、とても頑丈なイメージがあり、いわゆる栓抜きがないと太刀打ちできないように思えてしまうかもしれませんが、その仕組みは単純で、他の何かで代用するのはとても簡単なことなのです。

これを覚えておき、いざというときにぜひ役立てるようにしてください。

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