日本においてダイエットというと、体重を落とすことのみがクローズアップされ、ダイエット=減量という意味が強い気がします。
でも実際にダイエットの意味を調べればそこには食事療法という意味も記載されています。
欧米では、体重を食事で落とすことも食事療法の一つと考えられていますし、病気を患っている人に対する食事もダイエットに含まれます。
そんな中で、最近新しく目にするようになってのが「ヨーグルトファースト」です。
食事の前にヨーグルトを食べることをヨーグルトファーストなのですが、最近ではすっかり浸透をしたベジタブルファーストよりも効果があるというのです。
血糖値で食事療法を勧められているひとに
食事制限がドクターからかかっているという人の多くは血糖値が高い人、それが悪化してしまい糖尿病となってしまった人です。
糖尿病は別名「ぜいたく病」などと言われていまうこともあるように、糖質がたくさん含まれているおいしい食べ物を食べ続けると起こりやすい病気です。
糖尿病はまた「沈黙の病気」とも言います。
おいしいものを食べ続けても体が太っていくだけで、痛いとか苦しいとかそういった症状がでないからです。ですから知らず知らずのうちに悪化てしまう怖い病気です。
その糖尿病の食事療法をドクターから勧められている人に最近、ちょっとした朗報が入りました。それが「ヨーグルトファースト」です。ヨーグルトをどうするのか?そのあたりを見て行きましょう。
血糖値があがるのはなぜ?
糖尿病にどうしてなってしまうのか?そこにはインシュリンという物質が大きく関わっています。
人間が食事をすると普通の人はそれほど血糖値があがりません。
それは正常にインシュリンが分泌されるからです。しかし糖質制限の人や、糖尿病の人はそのインシュリンが一気に上昇してしまいます。
糖尿病の人が食事の際にお腹に注射をするところをみたことがありませんか?
それは急激な血糖値をさげるためなのです。また糖質などをおおく吸収してしまうことで、高血圧の原因にもなります。これが成人の3大疾病に繋がっていきます。
最近では、どこの食品売り場にも糖質オフの商品が並ぶようになりました。それは菓子パンにでさえ浸透しています。
そのくらい人々が気を配っている糖質の吸収を抑えることはできないのでしょうか?その研究が「ヨーグルトファースト」なのです。
ヨーグルトファースト
聞きなれない言葉です。これは何なのでしょう。
簡単に言うと、食事を取る前にヨーグルトを食べることによって、糖の吸収を抑える効果が期待できるということです。
ヨーグルトは牛乳からできている製品ですからたんぱく質や脂質が豊富です。その成分を利用するのです。食事の前にヨーグルトを食べておきます。するとヨーグルトの成分が体のなかで全体に膜を作ってくれるのです。
そしてその膜が食事によって入ってきた糖を部ブロックする。
これが「ヨーグルトファースト」の方法です。この方法に効果が期待できると思われるのは、その実験の報告が名古屋大学の研究チームからということが挙げられます。もしかしたら、宣伝も含まれている?なんて思ってしまいそうですが、大学からの調査の結果です。
ベジタブルファーストとヨーグルトファースト
何年か前に登場した「ベジタブルファースト」という野菜を先に食べるダイエットがあります。
これはフランス料理などを食べる時に、前菜という形でサラダが提供されるのと同じです。
ベジタブルファーストも糖質や糖尿病を患っている人に一定の効果があります。
「ヨーグルトファースト」と「ベジタブルファースト」の最初の効果は、ほとんど変わりがありません。
でも2時間後くらいから少々変化がやって来る結果がでています。
それは「ヨーグルトファースト」のほうがより長く効果を示すと言うことです。
ヨーグルトファーストを実践しよう!
一度病院で糖尿病と宣告されてしまったら、その後の食生活は今までのものと一変してしまいます。
茶碗についだご飯の量さえ測る生活が待っています。
そして、一日に何カロリーという規定にそって生活することを一生続けなくてはなりません。そ
んな生活に少しでも希望の光が見えるのなら「ヨーグルトダイエット」は、取り入れる価値があります。
どこにでも売っている身近な食材で、しかも食べやすい。そんな手軽な食品があなたのことを助けてくれるかもしれませんよ。