インフルエンザ、嘔吐下痢・・・冬になるといろいろな病気が流行ってしまいますよね。
手洗い・うがい・予防接種・加湿!!と、いろんな対策をするご家庭も多いことだと思います。
もちろん、それらの対策も必要ですが忘れてはいけないのが「腸の調子を整えること」。
体内に入ってきたウィルスを撃退するには腸内バランスが良くなければいけません。
腸の調子を整えるには「食物繊維」が必要です。にんじんジュースには水溶性の食物繊維が豊富に含まれています。
にんじんジュースを続けて病気に負けない体を腸から作っていきましょう。
腸内環境が悪いとはどんな状態か
腸内環境を整える。腸の調子を整える。と言いますが、一体どんな状態が良くない状態なんでしょうか?
腸内には腸内細菌が棲んでいます。
- 善玉菌
- 悪玉菌
- 日和見菌
3種類の腸内細菌が固まってお花畑を作るように腸壁に棲んでいるので腸内フローラと呼ぶそうです。
日和見菌は善玉菌にも悪玉菌にもなれる菌です。
善玉菌が優勢なら善玉菌に。悪玉菌が優勢なら悪玉菌になれる腸内細菌です。
名前だけ聞くと悪玉菌は悪者におもってしまいますが、体にとって必要な役割も担っています!
善玉菌と悪玉菌の理想的なバランスは2:1です。
でも、私たちの体は悪玉菌が優勢になりがちです。
悪玉菌は腸内にあるたんぱく質を分解し腐敗物質を作ります。
悪玉菌が優勢になることで、作られる腐敗物質も多くなってしまうのです。
悪玉菌が優勢な腸内はどうなってる?
悪玉菌が優勢になることで、作られる腐敗物質が多くなると、腸が栄養を吸収したり、便として対外に不要物を押し出す機能が低下してしまうので腸内には便がたまり、ガスがたまってしまいます。
腸壁にうんちがどっさりこびりついているようなイメージです
腸内環境が悪いと判断するには?
具体的に腸内環境が悪い状態は
- 便がでない
- 便が出ているけど、すっきりしない。
- おならが臭い
といった、ことでわかります。
腸の役割は、食べたり飲んだりしたものの栄養を吸収する役割もありますが、体に侵入をしてきた細菌やウイルスを腸壁で吸収し食い止める働きももっているのです。
つまり、【腸にうんちがたまっている状態=腸内環境がわるい状態】では、腸で細菌やウイルスを食い止めることができず、腸から体内へウィルスや細菌を送り込んでしまうことになってしまうのです。
腸内環境の悪化は自律神経まで乱れてしまう
腸内環境が悪化すると悪玉菌が増え、その結果栄養を十分吸収し体全体に送ることができない、細菌やウィルスを食い止めることができません。
さらに、自律神経の乱れまで招いてしまいます。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があります。
- 交感神経は活動するための神経
- 副交感神経はリラックスするための神経
お互いが良い状態でバランスを保っているのが理想的です。
「副交感神経」は、腸の活動を高める働きもあるのですが、腸内環境が悪いと必然的に副交感神経の働きを弱めてしまう原因になります。
副交感神経の働きが弱くなると腸の活動が十分行われない他、体を休めることができず常に体が緊張した状態になってしまいます。
副交感神経が弱いとウィルスに感染しやすい
自律神経は交感神経と副交感神経で調整をしながら、環境や状況に合わせる働きをしています。
さらに、自律神経は免疫に大きく影響します。
交感神経が優位に働いていると、細菌に対する力が強くなり、副交感神経が強いとウィルスに対する力が強くなるのです。
冬は交感神経が優位になりやすい
インフルエンザや嘔吐下痢など、辛い症状を引き起こす病気のウィルスは空気が乾燥した冬に勢いを増してきます。
寒い冬は「交感神経」が優位になりやすい季節です。寒さという刺激があるため、体が緊張して交感神経が高くなってしまうのです。
すると副交感神経が弱まります。その結果、ウィルスに感染しやすい状態になってしまうというのです。
インフルエンザ・風邪対策は腸を整えることから
副交感神経を優位にすることで、インフルエンザなどのウィルスに対する力が強くなります。
特に冬は必然的に副交感神経が弱くなりがちなので、意識して副交感神経を高めることでインフルエンザ・風邪対策になるのです。
では、副交感神経を高めるにはどうするのか?というと、それは「腸の調子を整える」のです。
とてもわかりやすく言うと「毎日スッキリでるようにする」という事なのです。
腸の調子が整う事で、自然と副交感神経も高くなります。だから、インフルエンザなどのウィℒルスに感染しにくい体になるのです。
毎日スッキリの近道は?
「毎日スッキリ」でるようにするにはどうするのが一番の近道かというと、それは「乳酸菌」と「食物繊維」です。
- 「乳酸菌」は善玉菌と同じ働きをしてくれます。
- 「食物繊維」は善玉菌のエサとなり、善玉菌を元気にしてくれます。
乳酸菌はずっと腸に留まっておらず、数日で体外に出てしまうので毎日続けることが大切です。
食物繊維は水溶性の食物繊維と不溶性の食物繊維がありますが、水溶性の食物繊維が善玉菌のエサとなります。こちらも毎日続けることで善玉菌が元気な状態を維持することができます。
乳酸菌と食物繊維を無理なく続けるには、経済的な負担も少なく手間もかからないことが必要です。
経済的な負担の少ない乳酸菌は「カスピ海ヨーグルト」がお勧めです。
できあがったヨーグルトの一部を種菌として牛乳に混ぜれば簡単に増やすことができます。(ヨーグルトメーカーは不用です。)
食物繊維のお勧めは、にんじんジュースです。
善玉菌のエサになる水溶性の食物繊維は水に溶けるので、ジュースにたっぷりと含まれています。
スロージュサーを使って作るジュースが一番お勧めなのですが、手軽さを考えると市販のジュースが便利です。
特に、冷凍のにんじんジュースはスロージューサーで絞ったジュースをそのまま冷凍しているので栄養価が高く、食物繊維以外の栄養分もたっぷりとることができるようになります。
風邪対策には乳酸菌と食物繊維
腸を整えるということは、免疫力を高めるためにも必須です!
冬になると風邪に感染しやすい。という場合は、腸内環境が実はよくないのかもしれません。
腸内環境が整うと風邪だけでなく、いろいろな病気への抵抗力もつきます。
そして、体の調子も良くなり元気になります!!
まずは、カスピ海ヨーグルトだけでも、にんじんジュースだけでも続けてみてはどうでしょうか?
きっと今年の冬はいつもよりも元気に過ごせるはずですよっ。