寒い日にやってみたくなるのが、チーズフォンデュ。
チーズを白ワインなどで煮込み、パンや温野菜、ソーセージなど様々な具材をそれに絡めて食べる料理で、アルプス山岳部などの家庭料理・郷土料理の中でも代表的なフォンデュです。
その主役はもちろん、とろとろに煮込まれたチーズ。
その容器として、フォンデュ用の鍋が世の中にはたくさんあり、Amazonや楽天などを見てみると、だいたい2,500円もあれば、そこそこの物を手に入れることができます。
しかし、試しにチーズフォンデュを作ってみたい、というだけの人にとっては、わざわざそのために専用の鍋を購入する、ということに抵抗を感じるかもしれませんね。
ここでは、今ご自宅にあるもので簡単にチーズフォンデュを楽しむ方法をご紹介します。
チーズフォンデュ鍋の土台にはホットプレート
チーズを温め続ける手段兼土台として、ホットプレートを活用することです。
周囲に具材を並べて、真ん中にチーズを設置すれば、見た目にもかなりオシャレになりますね。
特に小さなお子様のいるご家庭で楽しみたい場合、火を使わないのでより安心して料理に集中できるのではないでしょうか。
続いて、主役であるチーズを入れる容器!いわゆるフォンデュ鍋がなくとも、様々なもので代用することが可能です。
以下ではそれを5つほど、紹介していきましょう。
フォンデュ鍋の代用品 アルミ皿
ある程度の高さのあるアルミ皿は、煮込んだチーズを入れるのにはじゅうぶん適したアイテムです。
安いものですが、色とりどりの具材に囲まれていると、さほど安っぽくは見えないもので、ちょっとしたパーティーなどの場でも、特に見劣りすることはありません。
また、使い捨てできるのは大きなメリットですね。
食べ終わったあと、焦げついたチーズが底にこびりつくことがありますが、アルミ皿ならそのまま捨ててしまえばいいわけですから、何も考えずに楽しむことができるわけです。
フォンデュ鍋の代用品 耐熱皿
小ぶりな耐熱皿も、フォンデュ鍋の代用品としては立派に働いてくれます。
今回ご紹介する中では、もっともスタンダードなものと言えるのではないでしょうか。
耐熱性があり、ある程度の高さがあれば何でもいいのですが、デザイン的にはグラタン皿がよいかもしれませんね。
チーズフォンデュの世界観にもぴったり合っており、テーブルがかなりそれらしく映えるのではないかと思います。
フォンデュ鍋の代用品 土鍋
日本の心とも言うべき土鍋も、チーズフォンデュにおいては威力を発揮してくれます。
そのような小さめの土鍋がなく、大きいものしか持っていないという場合は、ホットプレートは諦めて、コンロで熱を保つようにするのがよいと思います。
この場合、土鍋の面積から考えて、用意すべきチーズの量もそこそこ多めにしておいたほうがよいので気を付けてくださいね。
フォンデュ鍋の代用品 石焼ビビンバ鍋
これまでご紹介したものと比べると、ややマニアックな調理器具になりますが、石焼ビビンバ鍋なども代用品としてはバッチリ使うことができます。
土鍋と同じように使うことができるのですが、石焼ビビンバ鍋の場合、一度熱するとしばらくのあいだはその熱が保たれる、というところに特徴があります。
台所でチーズを煮込んで、熱々の状態でテーブルに持ってくれば、そこでホットプレートやコンロを使わなくても、一食終わるくらいのあいだは温度が保たれる可能性が高いです。
あまり考えづらいシチュエーションかもしれませんが、「ホットプレートもコンロもないが石焼ビビンバ鍋はある」という場合には、ビビンバ鍋だけでチーズフォンデュが楽しめてしまいますね。
フォンデュ鍋の代用品 かぼちゃ
見た目をちょっと演出してみたい、という場合、中身をくり抜いたかぼちゃを容器の代わりに使ってみる、というのはいかがでしょうか。
ハロウィンの夜などは、まさにうってつけ。かなり雰囲気も出るのではないかと思われます。
ただし、かぼちゃを使って直接煮込んだり、コンロの火にかけるのはNGだということです。
この場合は、普通の鍋で煮込んだあとでかぼちゃに移し、あとはホットプレートを使ってゆるやかに温めるようにしましょう。
まとめ
ご自宅にあるもので簡単にチーズフォンデュを楽しむ方法についてご紹介しました。
チーズフォンデュというと、ちょっと専門的なイメージを持っている方も多いのではないかと思いますが、そんなことはありません。
ぜひ、使い慣れたものを使って、気楽に楽しんでみてくださいね。