2024年に500円玉のデザインが改刷されることが発表されましたね!
500円玉は2024年から発行されるもので3代目のデザインとなります。
現在主に使用されている500円玉は2代目のデザインですが、初代500円玉となる旧500円玉とはどんなデザインなのか?また、売るとしたらどれくらいの買取相場なのか?を確認していきましょう。
旧500円玉ってどんな500円玉なの?
旧500円玉は1982年から1999年の17年間発行されていた硬貨です。
500円玉が発行される前は、500円札が使用されていましたよね。
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旧五百円玉の素材は白銅です。
現在使われている五百円玉はニッケル黄銅製ですので黄金色ですが、この白銅製の500円玉は銀色に輝いていました。
品位は銅が75パーセント、ニッケルが25パーセントで構成されています。重さは7.2グラムほどであったと言われています。
直径は26.5ミリメートルで統一されています。表面のデザインは桐があしらわれ、裏面は竹と橘で構成されていました。
旧500円玉の問題点 現在使われている500円玉も
旧500円玉は諸問題があり、現在使用されている500円玉に変更がありました。
いろいろ問題はあったようですが、主なものとしては韓国の硬貨ウォンと似ていたことです。
1982年に500円硬貨が製造されたときに同時に韓国でも500ウォン硬貨が導入されました。500ウォン硬貨は大きさや形状、材質が500円硬貨と酷似していたのです。
直径は26.5ミリメートル、白銅製で重さは7.7グラムと五百円玉より0.5グラム重いことを除けばほぼうり二つなデザインであったと言えます。
そのため、穴を開けたり傷をつけることで自動販売機に500ウォンを500円玉と誤認識させるという自体が相次ぎました。
また、自動販売機に500ウォンを入れ、返却レバーで500円玉を得るといった手口も横行したため、自動販売機会社も返却のアルゴリズムを変える必要があったそうです。
このような自体に対処するために国は2000年に現在使用されている新500円玉を製造し、旧500円玉の製造を取りやめたのでした。
旧500円玉のなかで高く売れるものはあるの?
旧500円玉の中で額面以上の値段での買取価格がされる期待が持てる発行年は2つあります。
1つ目は1987年です。このときの発行枚数は約2,770,000枚と言われており、査定相場は800円から1000円となっています。
2つ目は1989年発行の旧500円玉で、発行枚数は約16,040,000枚と言われています。その査定相場は約600円ほどと言われています。
そんな中でも比較的高めに買取をしてもらえる旧500円玉があります。
それはプルーフコインとよばれるコレクター向けに更に加工を施された旧500円玉です。
表面は鏡のように輝いており、通常の500円玉と比べて彫りが深いのが特徴です。
このプルーフコインは高値で取引される傾向にあります。
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また、エラーコインなどもかなり高値で取引されています。
エラーコインというのは、製造の過程で何らかの不具合が生じ、デザインなどに歪みが出てしまったコインのことです。
現代においてはなかなかエラーコインが世に出ることはなく、その価値はかなり高いものとなっています。
旧500円玉を売るなら?
旧500円玉を売る場合有効なのは古銭取り扱いショップやインターネット上のオークションサイトやフリーマーケットサイトなどを利用するという方法があります。
例えば、古銭取り扱いショップのメリットとしては、その場で鑑定してもらうことができることや、その場で買い取ってもらうことができることなどの手軽さ、信用性があります。
実際に古銭の価値に全く知識がない方でも古銭取り扱いショップに行けば正確にその価値がわかることが多いと言えます。
一方、デメリットとしては実際に足を運ばなくてはならない点や、店舗によって買取価格にばらつきがあるので一番高く買い取ってもらうにはいくつかのショップを回らなくてはならないなど、労力がかかる点です。
オークションやフリーマーケットサイトを利用する場合も出品前に買取査定額を知っておくためにも、査定依頼することをおすすめします。
オークションサイトやフリーマーケットサイトを利用する場合は手数料なども考えて利用するようにしましょう。
旧500円玉まとめ
比較的身近な旧500円玉にも、いろいろな背景があることをおわかりいただけましたでしょうか。
古銭を手放すことを考えた場合、どの方法を使う場合も専門の鑑定士による価値に確認をすることをお勧めします。
当サイトでご紹介をしている古銭買取業者は無料で査定ができますので、まずは査定をおこなってお手持ちの古銭の価値を確認してみましょう。