子どもが生まれた記念に印鑑を作ってみようと思っている方、作っていないけれど、いつ頃作っておくと良いのかな?など、どうしようか悩んでそのままになっている人は多いのではないでしょうか?
そもそも、子どもの印鑑が必要になるのはいつ頃なのか?
作るのであれば、どんなものを作ればよいのか等、なかなか人には聞けないけれど、知っておきたい情報を詳しくご説明します!
子どもの印鑑、どんな時に必要?
実は、子どもの印鑑が絶対に必要になる!ということはほとんどないのです。
しかし、子どもが小さい頃からあった方が良いことは結構たくさんあります。子どもが大きくなってからややこしい手続きをしないで済むように準備しておくと便利ですよ。
子どもが生まれたら、子どもの名義で銀行に口座を作っておこうと考えている方は多いと思います。
この時の届出印ですが、子どもと親は同じ名字なので、親が持っている名字のみの印鑑で登録する事が可能です。実際にそうしている方も多いと思います。
この通帳を、子どもが成人した時に子どもに渡そうと考えているなら(もちろん成人した時でなくても良いのですが・・・)、印鑑は別のもの、できればその子だけのものを使っておくと、通帳と印鑑を一緒に渡すことができます。
親の印鑑を使っていて、その印鑑を子どもに渡すことができない場合は、銀行で届出印の変更手続きが必要となります。
その場合、印鑑、通帳を持参する以外に口座名義の本人が行かなければならないので、サプライズで渡してあげたいと考えているのであれば、初めから子どもの印鑑で開設しておくと良いですね。
子どもの実印は必要?実印っていったいなに?
よく、「実印を作っておく方が良いのですか?」と聞かれる方がおられますが、実印がどういうものであるのかをあまり分からずに実印という言葉を使っている方が多いのかもしれないな?と感じた事があるので、実印についても少しお話します。
実印というのは、住民登録している役場に、自分の戸籍上の姓名を彫刻したはんこを登録申請し、受理されたものをいいます。
つまり、どんな印鑑でも実印登録をしていれば、それがその人の実印なのです。
極端な話、100円の印鑑でも登録してしまえば実印なのです。(一部、100円均一で販売しているようなものでは登録できない自治体があるようですので、事前にお調べください。)
ただ、100円の印鑑は偽造されやすいのでお勧めしません。どんな印鑑でも実印にできると書きましたが、大きさなどの規定は少しあります。
印影の大きさが8ミリの正方形枠内に入るものや、25ミリの正方形枠内を超えるものは登録できません。また、ゴム印などの変形しやすいものもいけません。ちなみに、シャチハタはゴムでできているので登録できません。
さて、その実印ですが、必要になるのは不動産取引や遺産相続の時などですので、子どものうちに急いで実印登録をする必要はあまりないかと思います。
普通自動車を購入するときにも印鑑証明が必要になりますので、早くてもそのころを目安にすると良いのではないんでしょうか?
では、早速子どもに印鑑を作るにあたって、どんなものを選べば良いのでしょうか?
次はそのあたりを詳しくお話しますね。
男の子向けのおすすめの印鑑!
男の子用、女の子用という区別は特にありません。材質や字体などで、個性のある印鑑が作れます。
まず、字体です。もちろん名字だけでも良いのですが、最近はフルネームで作られる方も多いです。
偽造されにくいという点もありますが、兄弟がいる場合は区別するためにフルネームで作るのがおすすめです。
女の子の場合は結婚をして苗字が変わる可能性があるから・・・と言われていますが、男の子だって苗字が変わる可能性はありますので苗字で作る・名前で作るフルネームで作るというのは考えすぎないほうが良いのかもしれませんね。
ちなみに私は女性ですが、高校の卒業記念品が印鑑でした。材質はチタンを選び下の名前を彫刻してもらいました。結婚後も使えてかなり重宝しています!
書体にも種類があります。実印向け、銀行印向けなどありますので、お店の方と相談されると良いですね。実印はすぐに必要にならないと言いましたが、よくお店では実印・銀行印・認め印の三点セットで販売されているので、一気に揃えておいても良いかもしれません。
次に悩むのが材質ですね。意外にたくさんの種類があるので、いざ作ろうと思うと迷ってしまいます。
今は種類も豊富で、子ども向けのかわいいものもたくさん出揃っていますが、大きくなってからも使うことを考えて慎重に選んであげると良いですね。
主要なおすすめの材質は象牙、黒水牛、チタンといったところでしょうか。
象牙は高級感漂う見た目、押しやすさなどから常に人気があります。続いて黒水牛ですが、まず見た目の黒色、が男の人に好評のようです。また、黒水牛は実用性が高く、耐久性に優れているだけでなく、リーズナブルなので、根強い人気があります。
最後にチタンですが、これは何といっても、スタイリッシュな見た目が特徴です。ビジネスシーンでも活躍すること間違いなしです!
お子様に合ったステキな印鑑を選んであげてくださいね。
まとめ
一口に印鑑といっても、けっこう奥が深いですね。
実際に購入される時は、お店の方にどんどん相談して納得のいくものを作ってください。一度作れば買い替えたりすることはあまりありません。自分の名前が彫刻された印鑑はお子様の人生において、大切な宝物となるはずです。