日本は地震大国。
いつ何時、震災や自然災害が起きるか分かりません。
万が一に対しての備えはとても大切です。
災害用非常袋に、非常食、救急箱などの準備はもちろん必要ですが、それ以外にもあると良いものがあります。
それが防災頭巾。
日本に昔からある防災頭巾ですが…
- どんな時に役に立つのか?
- 子供たちへの必要性は?
- 幼児用はあるのか?
などなど、さまざまな疑問があると思います。
この記事では、その1つ1つにお答えしていきます。
防災頭巾はどんな時に役立つ?子どもにも必要?
そもそも防災頭巾とは何なのか?ご存知ですか??
防災頭巾は・・・
災害時に落下物から頭を守るものです。
地震の際は、大きな揺れで棚の上の物が落ちてくる可能性もあります。
子供でも持てるサイズの本であっても、落ちてくる高さによっては大変危険です。
また、地震では上から落ちてくるのは物だけとは限りません。
窓ガラスが割れて、破片が落ちくることも十分想定されます。
また、火災時は火の粉がそこら中に舞います。
その際に防火性の防災頭巾があれば、髪の毛や頭を守れます。
このように、防災頭巾は・・・
- 火災の際、火の粉から頭を守る
- 本などの固いものが落ちてきた時に頭を守る
と行った際に役に立ちます。
次に、子供に防災頭巾が必要か?という疑問にお答えします。
答えはもちろんイエス。
子供は特に、身体の形成が未発達なので、大事な頭は特に守る必要があります。
また、例えば火災時に防災頭巾がなく、火の粉が髪の毛に飛んだりすると、子どもはパニックになり、慌てて逃げて、避難の際に怪我をしてしまうかもしれません。
子どもは、大人と比べて、身体も心も発展途上。
緊急時にとっさに自分で自分を守ることができるかどうかも分かりません。
お年寄りも含めて、弱者と呼ばれる子どもこそ、防災頭巾が必要です。
幼児用防災頭巾、ここで買える!手作りもアリ?!
幼児用防災頭巾は、楽天やアマゾンで買えます。
防災ずきん日本製(小学生から大人まで)Lサイズ 防災クッション(約30×46cm)あす楽 |
通常は椅子のクッションとして使用して、いざという時に頭巾になるタイプのものが多く出ています。
お値段は1000台〜3000円台がポピュラーで、椅子のクッション以外に背もたれカバーになるものも。
手先が器用なママなら、手作りするというお家もあると思います。
手作りの品物でも、防災頭巾が無いよりあった方が良いです。
しかし、手作りのものは、市販のものに比べると、どうしても防火性や耐久性に落ちてしまいがち。
ただ、お値段的には手作りの方が安くは済むので、とりあえず手作りのものを1つ用意しておくだけでも、立派な備えになります。
防災頭巾は子ども用だけでなく、家族全員分用意しておきましょう。
もし、乳幼児がいれば、乳幼児分まで。ママが全ての落下物や火の粉から、守れるとも限りません。
防災頭巾は
- 椅子のクッション代わりなら勉強机のすぐ近く
- 玄関先や、二階があれば階段の近く
など、とっさの時や逃げる時に必ず使える場所に置いておきましょう。
押入れの中なんかにいれていては、非常時にパッと出して使うことができません。
防災頭巾は、災害が起きた時に逃げる際に必要です。
防災頭巾に限らず、万が一への備えは、使う場所と時をちゃんと考えて、いざという時にすぐ使える状態にしておきましょう。
万が一に備えて、子供の分も防災頭巾を用意しよう!
いかがでしたでしょうか?
- 防災頭巾について
- 子どもの防災頭巾の必要性
- 防災頭巾が購入できる場所
- 防災頭巾の手作りについて
など、お分かりいただけたかと思います。
震災や自然災害はいつ起こるか分かりません。
いつか用意しよう。
そのうち準備しよう。
では遅いのです。
私自身、身内が熊本地震で被災しました。
幸い命は助かり、今は普通の生活に戻れています。
でも、その身内もやっぱり災害への備えなどしていませんでした。東日本大震災があった後なのに。
でも、私もその身内のことは責められません。私も備えが不十分だったから。
自分が住んでいる地域以外だと、痛ましく思う気持ちはあれど、本当の意味で自分に置き換えて考え、次の行動をしている人は少ないです。
私も、熊本地震を受け、できることはしておこうと考えました。
特に子どもがいる家庭は、大切な子どもを守るため、できることは何でもしておくべきです。
防災頭巾は正直ヘルメットよりも耐久性に劣ります。
しかし、勉強している椅子のクッションやカバーの併用していれば、いざという時にさっと使えます。
できれば学校でも備えられると良いですが、まずは自分の家から、防災意識を高めていきましょう!
全ての災害避難品を一気に用意するのが大変であれば、まず逃げる時に必要は「防災頭巾」から準備してみてはいかがでしょうか?