冬のイベントと言えば、クリスマスやお正月、バレンタインデーなどさまざまありますよね?
でも日本人なら忘れちゃいけないのが「節分」
昔の大晦日にあたる「節分」では、悪除けや福を呼ぶために行うことが複数ありますが、今回は恵方巻きに焦点を当てます。
その年に神様のいる方角を見ながら食べると良い恵方巻き。
皆さん、一度は必ず食べたことがあると思います。
しかし、恵方巻き自体のことをあんまり知らずに食べているのではないですか?
「恵方巻きとのり巻きの違いは?」
「中身の具は?」
など、分からないことがたくさんあるママパパも多いでしょう。
なんでも聞きたがるお年頃のお子さんがいらっしゃるご家庭は、節分の時期になったら、もしかしたら聞かれてしまうかも。
そんな時にバシッと答えられるとかっこいいですよね?
そこで今回は「恵方巻き」と「のり巻き」の違いや、それぞれの具について調べ、まとめてみました。
恵方巻とのり巻きの違いとは?
この章では、恵方巻きとのり巻きの違いについて、それぞれの意味からみていこうと思います。
のり巻きと恵方巻きは、それぞれ以下のようなものを指します。
のり巻き
のり巻きは、海苔の上に酢飯を乗せて、その上に具を乗せて巻いて食べるお寿司のことです。巻き寿司とも言います。
その中で、大判の海苔を使って、多種類の具を乗せて巻いて食べるのが太巻きです。
その太さにより、細巻き、中巻き、太巻きと呼び方が変わるのも特徴的です。
恵方巻き
恵方巻きは、上記の太巻きを節分に食べる時の呼び方だそうです。
恵方巻きは一般的に具を7種類入れます。
それは七福神(大黒天、毘沙門天、恵比寿天、寿老人、福禄寿、弁財天、布袋尊)にあやかり、7種類の具を入れる事で、福を呼び込むという意味があるそうです。
7種類の具に決まりはなく、かんぴょうやきゅうり、しいたけなどを、使うのが一般的です。
上記のように、恵方巻きはのり巻き、太巻きの一種というわけです。
恵方巻とのり巻きって具材はなにが違うの??
恵方巻きとのり巻きについて、わかっていただけたところで、次は具材についてみていこうと思います。
のり巻き
のり巻きは、きゅうりならかっぱ巻き、マグロなら鉄火巻きなど、一種類ずつだと別の名前があることも。
洋風のものが入ってるカルフォルニア巻きなど、変わったのり巻きもあります。
恵方巻き
前章でも述べた通り、恵方巻きでは7種類の具を入れるのが一般的です。
その中身は、前章で述べた、かんぴょう、きゅうり、しいたけ以外にも、うなぎ、たまご、桜でんぶ、菜の花、ほうれん草、高野豆腐など地域や好みでさまざまです。
ちなみに、恵方巻きという呼び方は、あの有名なコンビニ、セブンイレブンさんが、商品を売り出す際につけた名前だという説が濃厚なんですよ。
節分の行事のように、昔からある呼び方ではないというのがびっくりですね。
節分には縁起を担いで
いかがでしたでしょうか?
今回「恵方巻き」と「のり巻き」についてみてきましたが、改めて以下にまとめてました。
- 海苔の上に酢飯を乗せて、その上に具を乗せたものがのり巻き
- 恵方巻きは、節分に食べるのり巻きの呼び方
また、関東関西など地域で、のり巻き、太巻き、巻き寿司など呼び方が変わるそうです。
それから、恵方巻きには食べる際にルールがあります。
- 恵方巻きは1人一本
- その年の神様がいらっしゃる方角を向いて食べる
- 心の中で願いを念じながら、無言で食べきる
- だいたい上記のようなルールが一般的です。
なぜ一本丸ごとなのか?
なぜ無言で食べなければならないのか?
それは、恵方巻きを一本丸ごと切らずに食べる=縁を切らないようにするという意味があるからです。
無言で食べなければならない理由は、食べてる途中に喋ってしまうと呼び込んだ福が逃げてしまうからだと言われています。
恵方巻き一本を切らずに、無言で食べ続けるのは、かなり時間がかかりますが、お願い事を叶えてもらい、福を呼び込むために頑張りましょう。
子どもにも食べる前に、恵方巻きを食べる意味やルールについて教えておきましょう。
子どもが食べる際は、少し小さめの海苔を使ってあげると、子どもでも食べ切れるかもしれませんね。
筆者は、個人的に、のり巻きといえば、巻き寿司で、巻き寿司というと手巻き寿司のように、海苔と酢飯、具を用意して、各々が巻いて食べるイメージが強いです。
こんな風に、それぞれ育った地域によっても、そのイメージや具に差があるかもしれませんね。
どんなイメージがあるにしても、いずれにせよ、のり巻きと恵方巻きの違いについて、子どもに聞かれた時に、バシッと答えられるカッコいいママパパになりたいものです。
節分の時期か近づいてきたら、事前にちょっと調べておくだけで「ママパパすごーい!」なんて言ってもらえるかも。是非子どもに恵方巻きのことを、教えてあげてくださいね。