男の子を育てる

男の子にとって父親とはどういう存在なの?父親が与えるメリットとは?

「親の背を見て子は育つ」。

親の望みとはまた別に、様々な場面で子どもは親から大きな影響を受けます。

特に父親と息子、母親と娘という同性同士は、お互いに決して意図していないようなことまでも汲み取ってしまうやっかいな関係と言えます。

男の子にとっての父親とは一体どういう存在なのでしょうか。

  

男の子にとって父親という存在とは?

男の子にとっての父親とは、一般的に言うと「最初に間近に見ることのできる同性の成人」という存在でしょう。同じ性として日々生きていく中で「どう考えるのか」「どう対処するのか」の手本となる存在と言えます。

ただし、それがすべてよい手本かと言えば、現実にはなかなかそうはいかないのではないかと思います。平日はほとんど子どもと接することができず、土日も疲れて寝てしまう…そんなお父さん方もたくさんいると思います。さらに子どもとの接し方がよくわからないというお父さんも多いのではないでしょうか。

けれども無理をして「よき父親」を演じる必要はないと思います。むしろありのままの姿を見せること、それが大切だと思います。父親と母親である前にひと組の夫婦としてうまくいっているならば、その子にとってはそれが最も良い形の両親ということになるはずです。

  

父親は一番の遊び相手というのは本当?

男の子の「遊び相手」として父親は確かに適任でしょう。

男性が何を楽しいと感じるのかを知っているのは、やはり母親よりは父親なのではないかと思えるからです。

たわいない遊び一つとってみても、何に関心を向けるのか、どんな風に楽しむのか、その観点は男性と女性とでは違いがあるものです。

 

特にからだを使った遊びなどは父親の出番といえます。幼少期に、難しい話を抜きにして一緒に汗をかいて遊べるお父さんは息子にとってはとても頼もしい存在です。

幼いころにそうした理屈抜きの絆を結んでいればいるほど、のちに思春期や第二次性徴を迎え扱いが難しくなる男子に対しての「おやじの一言」がより効いてくるのではないでしょうか。

ただ、同性であったとしても何を楽しいと感じるのかは全く違うことがあります。これはお母さんも、自分と同性の他者の様々な楽しみ方を考えてみればわかることだと思います。

「自分の子どもだから同じことを楽しいと思うだろう」というのは誤りです。

 

育児に熱心なお父さんの場合、もしも子どもが同じような感性ならばとてもうまくいくことが多いでしょう。お父さんの側からの押し付けでなければ、子どもはお父さんを「同じことを楽しめる同志」として信頼し、その後の成長にも大変良い影響があると思います。

ただ、小さいお子さんが「お父さんとは感性が違う」とはっきり感じることはなかなかありません。子どもはいつでも親に受け入れてほしいものです。たとえ自分の感性と違っていても、もっと言えば感性を培う時点で自分の選択肢が失われていれば、それを父親に対して主張することはとても難しいことなのです。

お父さんが「子どもにはこれが楽しいだろう」と思い込んでしまうのは禁物です。同性であるがゆえに、この思い込みはとても危険なものだと思います。

 

一方、あまり遊び上手ではないお父さんもいます。んっ?むしろそういうお父さんの方が多いのでは? それは決して特別なことではありません。

父親って本当の意味では皆さん自信がないんじゃないかなと思います。

 

女性は「子どもを出産する」という明らかな事象を体験し、その時に理屈を超えて否応なく「私はこの子の母親だ」という意識が芽生えます。

一方の父親は、身体的に「父親になる」ということを経験することはできません。結婚をして子どもが生まれ…という客観的な事実は積み重なりますが、主観的な世界では実はあまり変わりがないのでは…。「お父さんなんだからこうしてほしい!」」「父親とはこうあるべき!」という話を聞いても、正直すぐにピンとくる男性は実はとても少ないのではないでしょうか。

しかしそういう男性の場合も、子どもとかかわればかかわるほど、「同性である」という点において母親よりもある種のアドバンテージがあるのは事実だと思います。

同性として父親が子どもと一緒に何かを経験しながら、目を見て笑い合う、色々な反応を見せるというだけでも、子どもにとっては意味のあることでしょう。同じ経験をする「同性の大人」の存在は、それだけでとても貴重なのです。

  

「父親」を育てよう

子育ての場面においてはどうしても「母親と子ども」のつながりが強固です。主夫のお父さん方などはまた別の話だと思いますが、現代の社会構図ではどうしてもそうならざるを得ない面があります。

上で述べたように、女性は子どもを出産した時から既に意識は「お母さん」です。しかし男性はなかかなそうはいきません。「お父さん」になるまでに少し時間を要するのです。

お母さんの中には「ぜひこういうお父さんになってほしい!」というビジョンも存在しているでしょう。けれども自身のビジョンと実際とが異なっていたとしても、まずお母さんがある程度受け入れてあげてほしいと思います。

子どもを育てるのと一緒に「お父さん」も育てていくという気持ちの余裕が、お母さんには必要なのかもしれませんね。

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