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声変わり!男の子の変化はいつから?仕組みは?

子どもの成長は十人十色。特に男の子の成長には大変な幅があります。

小学校高学年くらいから既に大人びている子もいれば、高校生辺りまで少年の面影を残している子も。

身長の伸びと並んで、声変わりは男の子の成長過程の中で一つの大きな通過点です。しかしその実態は一体どんなものなのでしょうか。

  

変わりの仕組みは一体どんなもの?

声変わりは、第二次性徴に伴って声帯が厚く長くなる、喉仏が顕著になるなどの声帯の変化によって起こります。声の高低は声帯の厚みや振動数によって決まり、声帯が厚いほど声は低くなります。

声変わりのしかたは様々なようです。

一般的には「痰が絡んだように喉がゴロゴロする」という状態が続きます。声が出にくい、裏返るといったことも起こります。

変わった後の声も様々で、明らかに低く野太くなる子もいれば、あまり変わらないという子も。いずれにしてもこの時期は無理な発声などを避けた方がよいでしょう。

男の子の第二次性徴は父親の状況と似ている点が多いので、この辺りはお父さんに当時の記憶を聞いてみるとよいと思います。

男の子の声変わりの平均年齢っていつ?

声変わりが訪れる時期として最も多いのは11歳~14歳頃、つまり小学校高学年程度から中学生の頃ではないでしょうか。

ただし、声変わりの時期には大きな個人差があるようです。「平均年齢」なのに声変わりしていない? そんな時もどうかあわてないでください。

我が家の息子の声変わりは高校生になってからでした。

 

後から考えるとそれは本人に合った成長だったのですが、中学校当時、親子共に成長についてとっても悩んだ思い出があります。

 

まず、身長が高校入学の時点で159センチ程度。15歳の男子の平均身長 167~169センチ程度というデータもありますのでかなり小さい方です。実際、中学校時代の息子の背の順は3年間を通してほぼ一番前。

また声も非常に高かったのです。

電話越しに話すと親の私でも姉との区別がつきませんでした。中学では合唱祭などが催されることも多いと思いますが、息子の場合いつも男子のパートは低すぎて歌えない…結局1オクターブ高いキーで歌うことに。無駄に声が通るため大勢で歌っていてもちょっと目立ってしまいました。

体も小さく声も高い、当然学校では「いじられキャラ」。当時本人はその立場に甘んじていましたが、内心では葛藤があったと思います。

しかし、高校1年の後半になって身長が伸び始め、徐々に喉仏も出現しました。本人にも、歌を歌ったりする際に高音が出づらくなるなどの自覚が出てきました。高校1年後半から高校2年の夏休みくらいまでが息子の第二次性徴の時期だったようです。

ただ明らかに声が出づらい、喉が痛いといった状態が続くことはなく、あとから考えたら「ああ、あれが声変わりだったんだな」といった感じです。声もさほど低くはなりませんでした。「若干太くなったかな」といった程度です。

息子の友人には一時期明らかに声がかすれたり、声が出にくいのであまり話さなくなったという子もいましたので、本当にその時の様子は様々なのでしょう。

上でも書きましたが、声変わりの状態は父親に似ている点が多いようです。確かに旦那さんは成人男性にしては声の高いほうです。ですから息子も男性としては高い部類の声に落ち着くのだと思います。

  

周りと比べないで

「声が高い」「身長が低い」などの身体的な特徴は周りからもいじられやすく、特に中学時代は本人も気にしているものです。周りからいじられることも勿論辛いのですが、それよりも親が過度に心配したり気に病んだりするほうが、余計本人をイラつかせるようです。

本人も気にしているようならば、成長外来などを訪れることも一つの方法だと思います。

客観的なデータを得ることはなによりも本人の理解につながります。客観的なデータがないまま、ただ「周りと比べて遅い・早い」という考えは、特に成長に関してはあまり意味をなさないように思います。

でもそこまでしなくても、見守っていく気持ちがあればそれが一番大切ですね。男の子の第二次性徴の時期にはお父さんの出番もたくさんあります。家族で子どもの成長をゆっくり見守っていくことができれば、それが一番幸せなことです。

成長には「これ」という型があるわけではなく、声変わりも同じです。
変わったあとの声も実に千差万別。自分だけの声を大切にしたいですね。

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