七五三と聞くと、どんなイメージがありますか?3歳と7歳が女の子のお祝いで、5歳が男の子のお祝いという昔ながらのイメージがある方もいらっしゃると思います。
しかし、昨今では3歳でも男女ともにお祝いをすることが多くなってきています。では、5歳の女の子や、7歳の男の子は七五三をお祝い出来ないのでしょうか?
そんな疑問を調べていきたいと思います!
なぜ男の子は7歳のお祝いをしないの?
元々、七五三で男の子は、5歳のときに袴着の祝いをします。この時に、男の子は初めて袴を身につけることができ、一つの節目を迎えます。
そして、7歳の時に、今度は女の子が帯解きの祝いを行います。これは、着物の小袖に縫い付けられていた紐を取り、初めて丸帯を締めることを許されることを意味します。
これが、5歳は男の子、7歳は女の子のお祝いとされているゆえんです。
では、7歳で男の子が七五三をしてはいけないのでしょうか?
現代において、そのようなことはありません。地域によっては、男女ともに3歳、5歳、7歳と全ての七五三をお祝いするところもありますし、兄弟がいるご家庭はそれぞれの年齢に該当するときに、一緒にお祝いをすることも増えてきているからです。
そして、忘れてはいけないのは、七五三の本来の意味です。
七五三とは、その年齢まで無事に成長したことに感謝して、これからも健康に幸せに生きていくことができますように…との願うための行事です。それゆえ、7歳の男の子でも七五三のお祝いをしてもなんの問題もありません。
七五三を男の子が7歳でやりたいときの裏ワザとは?
7歳の男の子でも七五三のお祝いをしてもいいとあっても、一般的にはなかなかやりにくいと思っている方はいらっしゃると思います。
七五三に該当する兄弟がいるならまだしも、一人っ子や歳の離れた兄弟だったりするとお祝いをすることに躊躇してしまいますよね。それならば、別の方法で七五三をすることにしてはどうでしょうか?
7歳といえば、小学校の入学があります♪真新しいランドセルを背負って、桜の舞う並木道を一歩一歩踏みしめていく、その姿を想像するだけで感動してしまうくらい特別なイベントです!!
そして、服装としても、七五三と同じスーツ姿をする子がほとんどなので、ちょっと時期をずらしたあたりに写真を撮りに行くことで、入学のお祝いの記念撮影でありながら、七五三のお祝いのように装えるのでもってこいです!
趣旨が少し違うかもしれませんが、お参りをすることはなくても、これならば七五三の写真だけでも思い出に残すことが出来ます♪
また違った方法としては、親族や親しい友人の中で七五三を迎える子と一緒に参加するということも出来ます。
該当する同い年のこであったり、七五三の別の年齢の子がお参りをしたりするときに、一緒に参加してしまえば共に七五三のお祝いをしやすくなります。兄弟がいなくても、いとこや友人と一緒にやってしまえば、7歳の男の子でも七五三をお祝いできると思います!
まとめ
七五三とは、一見分かりやすいようで、実はけっこう分かりにくいことが沢山あります。
3歳、5歳、7歳と年齢は分かっていても、それが数え年なのか満年齢なのかでも行う時期が違います。また、地域によっては全部の歳で男女ともにお祝いをするところもあれば、昔ながらのやりかたで行うところもあります。
私の夫の出身地の愛知県の一部の地域では、七五三の全部の歳でお祝いをするそうで、夫も5歳だけでなく、3歳も7歳も袴を着て神社に参拝しに行ったそうです。また、ここだけの風習かもしれませんが、参拝の時には額に紅い印をつけられるそうです。なので、ひとくちに七五三といっても、地域でこんなにもやることが違うのだなと感じました。
そう考えると、やはり7歳の男の子でも七五三はやってもいいのだなと思います。小学生に上がるという節目でもありますし、親としてもここまで無事に育ってくれたことを嬉しく思うので、男女問わずみんなでお祝いしてあげることが大切なのだと思います。
昔ながらの考え方で考えると、ズレていると思われるかもしれませんが、大事なのは子どもの成長を喜ぶ気持ちなのではないでしょうか?家族だけでなく、地域の方や子どもを取り巻く環境の下で、子どもたちの健やかな成長をお祝いする、それこそが七五三のお祝いなのだと思います。
そして、今年うちの息子も七五三を迎えるのですが、11月15日の段階ではまだ5歳になっていません。
しかし、今年中に5歳になるので今年に行う予定です。まだ、どこでやるか、どんな袴を着せようかなど考えている最中ですが、今から袴に身を包んだ息子を見られることが待ち遠しいです。また、7歳でやるかはまだ未定ですが、その時まで健康に育ってくれることを願っているので、今の気持ちとしては七五三をやりたいなと思っています。わが家はそんな風な想いで七五三に臨みたいと思います!
これから七五三を迎えるご家庭のみなさま、形式的な考えにとらわれず、ぜひともそれぞれのご家庭らしい七五三をお祝いしてあげてください♪