赤ちゃんが生まれると、その成長一つ一つが嬉しいですよね?
でも、初めてのお子さんであれば、育児書と比べて、また他の子と比べて成長度が遅かったら不安になりますよね?
成長の一つである寝返りに関しても、できる時期が一人一人個人差がありますが、周りの子がみんなできているのに、我が子だけできていなかったら、ママとしては病気の可能性を考えるなど、不安は尽きません。
今回は、その寝返りについて、病気との関連性や対策についてまとめてみました。
寝返りしない赤ちゃんはなんの病気なの?
結論から申し上げますと...
寝返りをしない「だけ」で病気と判断できるものはありません。
そのほかの成長に問題が無ければ、寝返りをしないというのは、その子の1つの個性であり、特に心配するようなことはありません。
しかし、寝返りをしないということ以外に以下のような症状、様子が見られる場合は、一度小児科や保健師に相談してみた方が良い場合もあります。
- 目線が合わない
- 周りに関心がない
- ママやパパがあやしても効果がない
などの症状がある場合は、自閉症という病気の可能性があります。
自閉症とは、先天性の発達障害の1つで...
- 人間関係の障害
- 言葉の遅れ
- 行動や興味の偏り
などの症状が主な症状です。
先天性のものなので、お母さんのしつけに問題があると言ったことは全くなく、完治も難しい病気です。
3歳までは診断が難しいので、寝返しをしないというだけで、自閉症であるということはありませんし、そのほかに当てはまる症状が出ていたとしても、その段階ではまだはっきりとした診断はできないことが多いです。
いずれにせよ、寝返りしない=病気ではありませんし、寝返りしないままはいはいやつかまり立ちする赤ちゃんも少なくありません。
赤ちゃんの寝返りしない理由は発達障害かも、、対策とは?
寝返りをしないことのほかに前章で述べたような症状がある場合、自閉症という発達障害の可能性があるというお話をしました。
しかし、もしかしたら、寝返りをしないのではなく、したくてもできない環境である、または寝返りしやすい環境にない!という場合もあります。
寝返りをしない赤ちゃんに対して、どんな環境作りが良いのか、どんな対策が良いのか、まとめてました。
布団を硬いものに変える
赤ちゃんのことを思って、柔らかい敷布団を選んだとしたら、それが原因で寝返りしないのかもしれません。
寝返りするには、ある程度硬めの敷布団でないと、寝返りしにくい場合があります。
大人と同じ布団で添い寝しているママなどは、日中畳の上に寝かせてみるなど、いつもの布団より硬い場所に寝かせると、寝返りしやすくなります。
着せる服を少なくする
特に寒い冬は、赤ちゃんが風邪ひかないように厚着させがちですが、これも寝返りの妨げになっているかもしれません。
大人でも、インナーやアウターなど、モコモコしたものを着ていると動きにくいですよね?
赤ちゃんも同じです。
自分の体を思うように動かせない赤ちゃんは、厚着する事でより動きが制限されてしまうと、なかなか寝返りできないことも。
大人よりも一枚少なめに着せるくらいでちょうど良いですし、部屋に冷暖房が入るのであれば、なおさら少なめに着せておいて良いです。
寝ている周りに興味を引くものを置く
寝返りしなければ見れない、それが見たい、おもちゃで遊びたいという思いがあれば、どうにかこうにか寝返りしようとする可能性が高まります。
逆を言うと、寝返りしない場合、赤ちゃんの興味のあるものが周りにないのかも。
おもちゃやテレビ、何かしら赤ちゃんが「あっちの方が見たい!」と思えるようなものがあると、寝返りする意欲を沸かせることができるでしょう。
赤ちゃんの体重をチェック
大きめで生まれた赤ちゃんや、成長曲線よりも大きく上に外れてしまっている赤ちゃんは、自分の体が重く、思うように動かせない=寝返りしないという可能性もあります。
その場合、一度小児科や栄養士さんにで相談して、離乳食の量やミルクの量、運動量などアドバイスをもらうと、寝返りしやすい身体に近づけるかもしれません。
寝返りしないだけでは病気じゃない
いかがでしたでしょうか?
初めての子供だと、特にですが、赤ちゃんの成長一つ一つを育児書の平均と比べては一喜一憂してしまいますよね。
この時期なら、もう首が座っても良い頃なのに。
この月齢だと、一人で座れるはずなのに。
もしかして、我が子は病気なのかもしれない。
どこか悪いに違いない。
そんな風に心配になり、このページにたどり着いたと思います。
でも、子供の成長は、個性があり、一人一人違います。
育児書はあくまでも目安であり、その通りに全ての子供が成長するはずがありません。
寝返り一つにしても、寝返りできないと言うだけで病気であることはありません。
寝返りをしないまま一人で歩き出す子もいますし、はいはい無しでつかまり立ちする場合もあります。
もし、寝返りしないほかにも、気になる点がある場合は、遠慮せずに小児科や保健師などに相談してましょう。