突然ですが、2月3日は何の日か知ってますか?
日本人ならまず誰でも知っていますよね。そう「節分」です。
しかし!そこのママパパ!
「節分とは何か?」正しく知っていますか?子どもに聞かれたら答えられますか?
ギクッ!と思ったそこのママパパ!
大丈夫です。
おそらく「豆まきや恵方巻きを食べるイベントではあるけど...由来について分かんない」と自信がないママパパも多いでしょう。
(筆者もそんなママの一人です)
「何でも良いから、とにかく豆をまくよ!」では子どもは納得しませんし、このような「何で?」は知識を広げる教育のチャンスでもあります。
そこで今回は、一年間の行事の中でも「節分」に調べてみましたので、次の章から「節分」について詳しくみていきましょう。
節分の由来とは?
そもそも節分とは何なのか?という点についてご説明する前に、必要な用語「二十四節気」から説明します。
「二十四節気」とは「にじゅうしせっき」と読み、1年を24分割した季節を示すためのものです。
この二十四節気は太陽の動きをもとにしており、太陽が通る道=黄道を24分割にしています。
24分割の方法としては
- 夏至(最も昼が長い日)と冬至(最も昼が短い日)で2分割に
- さらに春分と秋分(昼と夜の長さがほぼ同じ)で4分割に
- それぞれの間に、立春、立夏、立秋、立冬で8分割に
- さらにそれを15日ずつ3分割にして24分割になる
という仕組みです。
その中で、今回注目すべき所が立春、立夏、立秋、立冬です。
暦の上ではこの日からそれぞれの季節がスタートします。
その立春、立夏、立秋、立冬それぞれの前日が「節分」と言い、本来は一年間に4回「節分」があるのです。
しかし年月とともに、一年の始まりである立春の前日のみが「節分」として生き残ったというわけです。
立春がお正月だとして、節分は大晦日にあたります。
その節分に、豆をまいて無病息災を祈願するなどの行事が行われるようになっていったということなんです。
子供に説明するにはどうやって説明するのがいいの?
以上が「節分」についての説明ですが、大人は理解できても、子どもはそのまま伝えても理解するのは難しいかもしれません。
そこで子どもに伝える際に、ここさえ押さえれば大丈夫!というポイントをまとめてみました。
昔は季節を24個に分けたんだよ!
節分を説明するには、立春を理解してもらった方が分かりやすいでしょう。
そこで、円を描いて24分割にするなど、見た目で分かりやすさをアップするのがオススメ!
立春はお正月&節分は昔の大晦日
大晦日に、年越しのために大掃除をしてり、新しい気持ちで新年を迎える気持ちは、現代の子ども達にも理解しやすいので、ここのポイントは絶対伝えた方が良いですね
上記の二点さえ押さえておけばバッチリ子どもに説明できるでしょう。
ちなみに、補足として節分に豆まきを行うのは、中国の習俗が由来とも言われているそうです。
豆=魔滅にかけ、無病息災を願う意味があります。
昔京都で鬼が出た際、大豆を鬼の目に投げつけて退治したという話が残っており、そこから大晦日にあたる節分の日に、鬼を払い、来年一年間無事に過ごせるように豆をまくようになったという説が有力だそうです。
そんな豆知識も一緒に説明できると、子どもの知識も増え、「ママパパ凄ーい!」と尊敬されること間違いなしですよ。
節分は大晦日!
いかがでしたでしょうか?
大人は特に疑問に思わず通り過ぎていることも、子どもにとっては「知りたい!」と思える事柄はいくつもあります。
特に昔からの行事やお祝い事のルーツはしっかり説明できる親でありたいですよね。
今回はその行事の中でも「節分」をピックアップして掘り下げてきました。
まとめとして、ここで節分の由来を改めておさらいしておきましょう。
- 節分は昔の大晦日
- 悪い鬼をやっつけて一年間無事に過ごせるための大事な日
以上が節分の由来です。
子どもに説明するためには、年齢に合わせて、説明する際の言葉選びも重要ですね。
季節を24個に分ける図を描くとより分かりやすいですし、他の季節に関しても関心を持ってくれるかもしれません。
子どもの「知りたい」は好奇心からくるもので、とめどなく溢れてきます。
ある程度の年齢になれば、自分で調べさせるというのも教育上良いと思いますが、まだ自分で調べられない年齢の子どもにとっては、ママパパに聞くこと自体が、自分で調べるようなものです。
なにかを質問された時に、全てを即答できるママパパになるのは、難易度が高いですが、ある程度の一般常識の範囲内については、説明できる方が良いと思います。
特に日本で昔から続いている行事やお祝い事の意味は、聞かれる可能性の高い部類のものなので、時期が来る前に、おさらいしておけば、いつでも答えられるかもしれません。
いずれにせよ、子どもの「何で?」にきちんと向き合い、説明できる親でありたいですね。