片栗粉はとろみのある料理に使える点が便利ですよね。
片栗粉は水に溶かして使うのもいいし、煮物の調味料につけても美味しいたれが出来ます。
今この記事を見ている人の中には片栗粉が切れてしまい、とろみのある代用品は他にあるのか考えている人もいるのではないでしょうか?
実はとろみをもつ調味料は他にもあります。今回は調味料を探している人のために、片栗粉の代用品として使えるものを紹介します。
片栗粉の代用品 葛粉
『葛粉』と書いて『くずこ』と読みます。
葛粉と片栗粉は似ているところがあり、1つはとろみを出すことが出来るところ、もう1つは水に溶かして使うところが似ています。
袋から取り出すと、粉はどちらとも白い色をしていますが、粉の形が少々違い葛粉の方は少し固まっています。
葛粉には1つ重要なことがあり、水に溶かさないまま加熱してしまうと完全に葛粉が固まってしまうため注意が必要です。必ず葛粉を使用するときは、水と混ぜることを忘れないようにしましょう。
片栗粉の代用品 小麦粉
小麦粉は葛粉と同じようにとろみを引き出すことが出来ます。
ただし、小麦粉を使ったときと片栗粉を使ったときは見た目、食感に違いがあることに注意しましょう。
天ぷらや唐揚げを作るときは、小麦粉を使用すると外はかりっと仕上がり、中はふんわりしています。片栗粉の方はどうかというと外も中もサクサク仕上がります。
あんを作る場合は、小麦粉を使用するとあんに濁りがあり、片栗粉を使用するとあんがきれいに透き通っています。小麦粉を使用する場合は、見た目と食感の違いに気を付けながら調理するようにしましょう。
小麦粉と片栗粉はそれぞれでんぷんの占める割合が異なります。小麦粉はでんぷんだけではなくグルテンも含まれているため調理すると弾力がつきます。
片栗粉はでんぷんのみ含まれていて、弾力がつくグルテンが含まれてないぶんサクサク仕上がります。
片栗粉の代用品 コーンスターチ
コーンスターチは片栗粉と同じように見た目が白く、形にも違いはありません。
しかし使われているでんぷんが全く違い、とうもろこしのでんぷんが含まれています。
コーンスターチには同じようにとろみを引き出す成分が入っており、プリンなどに使用するとプリンがプルプルになって固まります。
コーンスターチを片栗粉の代用品として使うよりも1つだけメリットがあります。
片栗粉の場合は料理してから時間を置くとねばねばしたところがなくなりますよね。コーンスターチの場合は時間を置いてもねばねばしたところはなくなりません。
時間を置いても美味しく食べられるところが特徴です。片栗粉と違って透き通った色にならないため、お菓子やケーキに使用するのをおすすめします。
まとめ
同じとろみを引き出せる調味料でも少しずつ違いがありますね。
この違いを上手く利用するとメリットにもなるし、逆にデメリットになるときもあります。コーンスターチなら時間を置いても心配ないという点では便利だから、家族全員食事の時間が違うときには便利です。
葛粉、小麦粉、コーンスターチ、片栗粉は調理の仕方にも違いがあります。小麦粉を使うと焦げやすい特徴があります。
加熱するときは焦げがつかないように様子を見ながら調理するようにするといいです。
焦げがつかない調理器具にするなど工夫するといいですね。