だんだん夏に近づいてきて、日差しが強くなってきましたね。
大人にとってはちょっとしんどい夏も、子供にとっては絶好の遊びの季節。外で遊ぶ時間も増えてきました。
そして学校では、いよいよプールの授業が始まります。
しかし親としてちょっと心配なこともあります。
それは紫外線対策問題。
学校のプールは基本屋外。
炎天下の中、プールの授業が1時間もあれば、子供の肌は日焼けします。
そうは言っても
「小学生には、日焼け止めなんて早いのかしら?」
「プールの授業で日焼け止め使って良いの?」
と疑問に思うママも多いでしょう。
そこで、今回は小学校の日焼け止めの使用や、プールの授業の対策をまとめてみました。
小学生に日焼け止めは必要?
昔は「子供はとにかく外で遊んで、日に焼けるもの」という考えが一般的でした。
しかし、近年日光の当たり過ぎによる皮膚トラブル等を防止するために、子供でも日焼け止めを塗ることが推奨されています。
人間は18歳までに、一生で浴びる紫外線のおよそ半分ほどを浴びるとも言われています。
子供の頃に、紫外線を浴びすぎてしまうと、皮膚の遺伝子にダメージを受けてしまい、そのダメージは、大人になってから、シミやシワなどの肌の老化に繋がってしまいます。
また日焼けし過ぎると、肌は軽い火傷のような状態になり、赤みや痒みを伴います。
外で長い時間遊びたい年頃の小学生には、肌に優しい日焼け止めを使用してあげましょう。
大人が使用する日焼け止めでは、子供の肌に刺激が強すぎる場合があります。
肌の弱い子は特に、子供用の日焼け止めを使用しましょう。
小学校のプールの授業に日焼け止めはOK?NGの場合の対策は?
これだけ紫外線の当たり過ぎが問題になっているのにも関わらず、未だに小学校のプール授業時の日焼け止めは禁止の学校が多いとのこと。
理由はが汚れるから。
もし、全校生徒日焼け止めの使用をOKにしてしまうと、プールの水が白く濁ったり、日焼け止めが浮いて来てしまうと。
そして、子供たちがその水を飲んでしまう危険性があるため、使用禁止にしているとのこと。
納得できるようなできないような理由ですよね?
実際、肌が弱い子は、日焼け止めを塗らないと日常生活に支障をきたしてしまう子もいます。
でも学校で禁止されている。
ではどうしたら良いのか?
実際に対策を取っているママさんたちに聞いてみました。
ラッシュガードの使用
ラッシュガードを使用する許可をもらっているというママがいらっしゃいました。
ただ、プールサイドに上がる時だけ着て、泳ぐ時は脱いでいると、脱いだり着たりが大変ですし、泳いでいる時にラッシュガードを着るのは、泳ぐ邪魔なので子供が脱いでしまうこともあり、万全ではないという意見も。
ウォータープルーフタイプの日焼け止めの使用
学校によっては、耐水性いわゆるウォータープルーフであれば使用OKというところもあるようです。
その場合、保護者から先生に許可をもらって、プールの授業が始まる前に塗っているようでした。
飲むタイプの日焼け止めの使用
こちらは、今回ママさんに聞くまで知らなかったのですが「飲むタイプの日焼け止め」があるとこと。
これであれば、プール水を汚すことはありません。
本来日にあたり、紫外線を浴びると、活性酵素が発生し、メラニンを生成するため、肌が黒く日焼けします。
しかし、飲むタイプの日焼け止めは、その活性酵素を体内で発生しないようにする役割があり、その結果日焼けしないという仕組みになっているそうです。
飲むタイプの日焼け止めには
- ニュートロックスサン系
- ポリポディウムリュウコトモス系
という2種類があります。
ポリポディウムリュウコトモス系はアレルギーを引き起こす可能性もあるとのことですので、お子さんにはニュートロックスサン系の使用が良いでしょう。
小学校でも日焼け止めは必要
いかがでしたでしょうか?
たとえ小学生といえども、日焼け止めが必要であることがお分かりいただけたかと思います。
子供の頃は分からなかった日焼けや紫外線の怖さ。
10年20年単位でダメージは蓄積され、大人になってから「若い頃からちゃんと対策しておくんだった」と後悔しても遅いです。
(私自身、部活動が日焼け止め禁止で、私個人も日焼け止めのベタベタ感が苦手で、全く日焼け対策を取ってこなかったことを、今になって後悔しています。)
近年では皮膚ガンの恐れや、シミそばかすシワなどの皮膚トラブルなどを、引き起こす原因として、紫外線の怖さはみなさんの知るところとなってきました。
しかし、子供は、まだその怖さや皮膚トラブルの不快感を予想することが難しいため、大人がきちんとケアしてあげる必要があります。
(今回ご紹介した、飲む日焼け止めに関しては、今後自分でも使用してみて、その効果を確かめてみたいと考えています。)