現代は、食べ物に困ることのない世の中になってきました。
そんな中で、子どもも糖尿病になるって知ってましたか?
そして子どもがかかる糖尿病には種類があるって知ってましたか?
先天性ものから、生活習慣が影響するものまで、タイプが分かれているのです。
しっかりと原因や対策、治療法や症状について、親であるママパパには知っておく必要があります。
そこで今回は子どもの糖尿病についてまとめてみました。
子供が糖尿病になってしまう原因とは?
糖尿病には2パターンあります。
まずその違いについてご説明いたします。
《1型糖尿病》
ーどんな病気?ー
1型糖尿病はインスリン依存型の糖尿病です。インスリンとは、すい臓で作られる血糖値を下げる働きをするものです。
1型糖尿病は、そのインスリンを体内で作ることができないために発症する病気です。
ー原因ー
1型糖尿病の原因ははっきりとわかっていないことが多いそうですが、以下の原因が関係しているのではないかと言われています。
・先天性
・ウィルス感染
・自己免疫反応
ー治療ー
医師の診断に従い、インスリンの注射を打ち、血糖値を自己測定します。
規則正しい食生活をしていれば、過度な食事療法などは必要ないと言われています。
《2型糖尿病》
2型糖尿病は、体内のインスリンの働きが鈍くなったり、分泌が不足する病気です。
ー原因ー
色々な原因が考えられますが、過食や運動不足による肥満が主な原因として考えられます。
また、遺伝的にインスリンの分泌量が弱い方も糖尿病になりやすいです。
ー治療ー
バランスの取れた食事を行うことや、適度に運動することで、糖尿病の原因となる肥満を解消していく療法を行います。
このように糖尿病にも2種類あります。
1型糖尿病については、はっきりとした原因は定かではありませんが、2型糖尿病については、日頃の食生活や、適度に運動することで、糖尿病になりにくくすることが可能です。
三食バランスのとれた食事を、子供に食べさせることが大切ということです。
おやつに関しては、全く食べさせてはいけないというわけではなく、スナック菓子ばかりに食べて、ご飯に影響が出たり、量を食べすぎないようにすることが大切です。
野菜を使ったお菓子や、果物で補う方法もありますが、果物にも糖分が多く含まれていますので、食べすぎには注意が必要です。
また2型糖尿病に関しては、適度な運動も必要です。
30分ほどの軽めの運動で良いので、継続して行うことで、肥満になりにくい身体に近づくことが可能だそうです。
大人の糖尿病との違いはなに!?
一般的に、1型糖尿病は10歳以下の子どもや、若い人に多いと言われていて、その症状にも違いがありますので、以下にまとめてみました。
子どもに多い1型の症状
- 喉が乾く
- 多尿
- 急激に痩せる
- 意識障害
大人に多い2型の症状
- 喉が乾く
- 多尿
- 停滞感
- たちくらみ
- 手足のしびれ
上記のような症状が出ると言われています。
1型糖尿病の場合は、インスリンの注射が不可欠で、原因もはっきりとしていない所も多いです。
2型糖尿病の場合は、食事や運動で肥満を解消することが大切です。
1型糖尿病に関しては、急激に発症し、数日から数週間以内に、上記のような、口の渇き、多尿、体重減が起きると言われています。
その一方で、2型糖尿病に関しては、自覚症状がない場合も多く、検診などで初めて分かるという場合も少なくないそうです。
1型2型どちらににしても、治療によって血糖値をコントロールすることができれば、学校行事を送るのに支障はないとされています。
ただ、血糖値をコントロールすることそのものに関しては、本人、家族、医師の協力が不可欠であり、しっかりとした治療を続けていく必要があります。
バランスの良い食事と運動
いかがでしたでしょうか?
子どもの糖尿病について、よくお分りいただけたかと思います。
1型糖尿病は、先天性の場合やウィルスにより免疫に異常が生じてしまうという、ある種予期できない原因であることが多いです。
しかし、その一方で2型糖尿病は、家庭での食生活や生活習慣でなりにくくすることが可能だと言えます。
お肉や油物、炭水化物に偏った食生活や、運動不足の毎日では、たとえ糖尿病にならずとも、健康に良いとは言えません。
子どもの身体を作る上では、お肉も脂分も炭水化物も必要な栄養素であることは間違いありませんので、摂取しないというものもまた間違いです。
大切なのは「バランス」です。
好き嫌いがある子どもには、野菜をわからなくして、おかずに混ぜる方法や、好きなメニューに入れる方法など実行し、野菜不足にならないようにしましょう。
また、運動する習慣も大切です。
身体を動かすことが楽しいと思えないと、辛いばかりですので、家族で楽しく行えるスポーツなどを行うと良いでしょう。