ちょっとオシャレな料理を作るとき、レシピに「ケッパーを少々」などと書いてあることがあります。
ケッパーは決して生活に馴染んだ食材ではないため、手元にいつもあるという人はそんなに多くないのではないかと思われます。
そこで本記事では、ケッパーの代用品として使うことのできる食材を10個、ご紹介していきたいと思います。
ケッパーとは?
ケッパーとは、地中海沿岸でとれる花の実を酢漬け、あるいは塩漬けにしたもの。そのため、味は酸っぱく、塩辛いです。
スーパーマーケットでは、瓶詰めで売られていることが多いですね。
ケッパー自体が料理の主役になることはほとんどなく、大抵の場合は添え物として使われています。
なので「これが絶対に必要!」という場面は少ないと言えるのですが、せっかくオシャレな料理にチャレンジしているときに、それを演出するものがないと、画竜点睛を欠いてしまいます。
ケッパーの代用品1:ピクルス
野菜や果物をお酢などで漬けた食べ物であるピクルスは、ケッパーの代用品としてとてもよく馴染みます。
ピクルスに使われる食材は、多岐にわたります。きゅうりや玉ねぎ、ミニトマト、にんじん、パプリカ、ズッキーニ、セロリ、カリフラワーなど。
ご家庭でも簡単に作ることができるので、日頃から好きな食材で作っているという方も多いのではないかと思います。
代用品としてどの食材を選ぶのかは、もちろんあなたの自由ですが、オススメとしては、見た目や食感が似ているオリーブあたりが挙げられます。
ケッパーの代用品2:グリーンピース
グリーンピースも、ケッパーの代用品として使うことができます。
鮮やかな緑色や形がケッパーに似ているので、完成像を近づけるにはぴったりの食材であると言えます。
肉料理にも魚料理にも彩りを加えることができて、非常に便利ですね。
ただし、ケッパーのような酸味がないため、調味料を加えることで味を調整したほうがよいのではないかと思われます。
ケッパーの代用品3:オリーブ
食材としての他に、化粧品などにも使われるオリーブ。これもケッパーの代用品として使うことができます。
塩漬けやオイル漬けなどがありますが、ピクルスとしても売られていますね。
オリーブにはやや苦味を伴ったフルーティーな味わいがあるため、見た目だけでなく味の方面でも代用品として合格点。
グリーンオリーブなら、色合いも似ているため、なおのこと違和感なく使うことができます。
ケッパーの代用品4:ハーブソルト
ハーブソルトとは、ハーブと塩を混ぜ合わせたものです。これもケッパーの代用品として使うことができます。
ハーブの風味と塩味を料理に加えることができるので、様々な場面で活躍します。
ただしケッパーのような食感はなく、食材の臭みを取る効果も期待できないので、その点には注意が必要です。
ケッパーの代用品5:チョロギ
チョロギとは、シソ科の植物の根っこにあたる部分を加工した食品で、コリコリとした食感が特徴です。
このチョロギも、ケッパーの代用品として使うことができます。
細かくカットして料理に加えると、よく馴染むのでオススメです。
ケッパーの代用品6:梅干し
梅干しもケッパーの代用品として使うことができます。
おなじみのあの酸っぱい味が、料理にアクセントを加えてくれます。
特にカリカリ梅の場合、食感的にもケッパーに近いものがあるので、代用品としてはより純度が高くなりますね。
火を通すと、いっそうケッパーに近い効果が生まれます。
ケッパーの代用品7:らっきょうの甘酢漬け
カレーの付け合わせでおなじみ、らっきょうの甘酢漬け。シャキシャキとした食感と甘酸っぱさが特徴ですね。
これもケッパーの代用品として使うことができます。
酢を使っているため、味がケッパーに似ている点が強みです。
逆に、見た目はあまり似ていないので、そこは妥協する必要がありますね。色合いがケッパーと違っていてもよいのであれば、刻んで代用品にしてしまいましょう。
ケッパーの代用品8:高菜漬け
高菜を塩漬けにした、高菜漬け。和食ではおなじみですね。これもケッパーの代用品として使うことができます。
ただし、塩漬けであって酢漬けではないので、代用品として使う場合、ケッパーの塩漬けの代わりに使うのがよいでしょう。
ケッパーの代用品9:シソの実漬け
シソといえば、葉のほうが食材としては有名かもしれませんが、実も塩、醤油、お酢などに漬けて、様々な料理において使われます。
このシソの実漬けも、ケッパーの代用品として使うことができます。この場合は、酢漬けを選ぶのがよいでしょう。
シソは自宅で栽培して料理に使っているという人もいます。
自家製のシソの実漬けを作ってみるのも、面白いかもしれませんね。
ケッパーの代用品10:ミョウガ漬け
夏の野菜としてよく知られている、ミョウガ。このミョウガを漬け物にすることで、ケッパーの代用品として使うことができます。
爽やかな風味を料理に加えることができるのが良いところ。上手に加えれば、格好のアレンジになりますね。
ケッパーの代用品 まとめ
以上、ケッパーの代用品として使える食材を10個、ご紹介しました。
冒頭でも触れたように、ケッパーは添え物として使われることの多い食材です。
従って代用品もそのように使われるのですが、さすがに100%完全な代用というわけにはいかず、良くも悪くもそれぞれに特徴というものがあります。
これらの食材を用いる際は、その特徴を上手く掴むことに気を配るようにしてください。
選択次第では、ケッパーを使うよりもあなた好みの仕上がりになることもあるかもしれませんよ。