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「卵焼き」と「だし巻き」の違い

鶏卵を使った卵料理は、種類も豊富で、どれも定番料理として私たちの食生活に定着していますが、今回は卵料理の中から、「卵焼き」と「だし巻き」のちがいを紹介したいと思います。

「卵焼き」とは

「卵焼き」とは、鶏卵を用いた料理のことで、軽く溶いた卵に砂糖や塩、しょう油などを加えて、長方形の卵焼き器を使って調理されたものです。

ネギやほうれん草、チーズを入れたその家庭独自の卵焼きも存在しています。

卵を薄く焼いては巻き、薄く焼いては巻き、を繰り返して筒状に整え完成するこの卵焼き。近年では時間短縮のために「焼き」や「成形」を簡略化して巻き、完成後にホイルに包み、「卵焼き」自体の熱で全体に火を通しながら成形する方法も一般的になりつつあるようです。

「だし巻き」とは

「だし巻き」とは、「だし巻き卵」とも呼ばれ、溶いた鶏卵にお出汁を加えて、薄く巻きながら成形された料理のことです。

関東と関西で味付けに多少の差がありますが、その調理方法は「卵焼き」とほぼ同様で、卵焼き器に溶いた卵を入れて薄く焼いて巻く、を繰り返して作ります。

「卵焼き」とちがうところとしては、焼き上げてから「巻き簾(まきす)」で形を整える点であり、「だし巻き」と呼ばれる由縁ともなっています。

「だし巻き」は、大根おろしを添えて、しょう油や出汁しょう油をかけて食することが多いようです。

「卵焼き」と「だし巻き」のちがい

「卵焼き」と「だし巻き」について、それぞれの説明から、鶏卵を用いた料理であることや味がちがうことはおわかりいただけたかと思いますが、他にはどのようなちがいがあるのでしょうか。

「卵焼き」は、昭和40年代前半から昭和45年ごろにかけて「巨人、大鵬、卵焼き」と言われ、子供たちが好きなもの、喜ぶものとしての地位を確立した料理であり、現在でもお弁当のおかずの定番となっている、どちらかと言えば子供向けの料理として位置づけられています。

寿司屋では、「卵焼き」と同じ方法で作られたものを「厚焼き玉子」と呼び、子供向けのお寿司として提供することが一般的であり、このことが子供向けの位置づけを、より明確なものにしている、とも言えるでしょう。

こちらは、居酒屋や定食屋などで食することが多く、基本的には大人向けの料理や酒のつまみとして位置づけられています。

まとめ

「卵焼き」と「だし巻き」の味や作り方などのちがいがおわかりいただけたと思います。

最近では基本レシピからアレンジレシピまで、インターネットやスマートホンで簡単に入手できるようになりました。本日のご飯のお供に作ってみては、いかがでしょうか。

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