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「ジャンパー」と「ブルゾン」のちがいとは

秋が近づき、空気の冷たさを感じ始めると、子供のころ、外遊びの出がけに親から「ジャンパーをきていきなさい」と言われたことを思い出します。

外遊びに夢中になって「ジャンパー」を脱ぎ捨て、帰宅するころにはどこに置いたか見えなくなるほど、辺りが薄暗くなることもしばしば。

年齢を重ね、ファッションに興味が出始めた中学生のころ、雑誌を眺めていると、ふと目に入ってくる「ブルゾン」という言葉。

瞬間的に「ジャンパーのことだろう」と理解するものの、「ジャンパー」と「ブルゾン」のちがいを考えたことはありませんでした。今回は、「ジャンパー」と「ブルゾン」のちがいについてご紹介します。

「ジャンパー」とは

「ジャンパー」とは、長袖の上着で、前がジッパーなどで開閉できる洋服のことを指しています。

秋口から冬にかけて、防寒を主とした目的で使用される洋服として、非常に一般的なものとなっています。

その語源は英語の「jumper」で、もとは短いコートという意味でした。語源からも、動きやすいイメージのある言葉です。

「ブルゾン」とは

「ブルゾン」とは、「ジャンパー」同様に長袖の上着のことで、秋口から冬にかけて、防寒を主とした目的で使用される洋服のことを意味しています。

その語源はフランス語の「blouse(ブラウス)」にあり、「裾を絞ったブラウス」という意味の言葉でした。

「ジャンパー」と「ブルゾン」のちがい

「ジャンパー」と「ブルゾン」のちがいは何でしょう。

「ジャンパー」とは、その言葉の動きやすいイメージ通り、防寒や防水など機能性を重視してつくられた洋服とされています。

そのため、デザイン性や品質とは縁の浅い洋服であり、ファッション的な観点からは、ほぼ使われることのない言葉となっています。

一方、「ブルゾン」は、「blouse(ブラウス)」という語源からも想像できるかもしれませんが、ファッション性や品質を重視して作られた洋服であり、お洒落のための洋服とされています。

「ジャンパー」と比べると、「ブルゾン」は、質の良い生地や裏地が使われていたり、凝ったジッパーやボタン、切り返しのデザインなどが施されていたりと、お洒落な仕様が多くみられます。

「ジャンパー」は不要なものがないシンプルな形状であり、動きやすさやコストパフォーマンスに優れている、と言えるでしょう。

「ジャンパー」と「ブルゾン」のちがい まとめ

今回は「ジャンパー」と「ブルゾン」のちがいについてご紹介しました。

よりお洒落な洋服である「ブルゾン」、機能重視の「ジャンパー」、動き回る子供に着せるには後者の方が、よく、ちがいを知った今、非常に納得感がありました。やはり、それぞれ用途によって使い分けるべきなのですね。

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